ビットコイン調整継続|年末は8.9万ドルと8.4万ドル攻防が焦点
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ビットコイン(BTC)の価格は25日、一時8万7000ドルの節目を下回るなど、軟調な値動きとなった。
年末を控え市場心理は次第に冷え込みを見せており、流動性の低下とともに、ビットコイン価格変動は全体として収縮傾向にある。
ビットコイン、薄商いの年末相場|ETF流出と高レバレッジが変動リスクに
暗号資産(仮想通貨)全体の時価総額は約2兆9400億ドルと高水準を維持しているものの、日次取引高は約906億ドルまで縮小した。
年末年始の休暇シーズンを控え、多くのトレーダーがポジションを軽くしていることが背景にある。
こうした流動性が乏しい局面では、わずかな資金移動、いわゆる「マージナル・フロー」が価格に過度な影響を与えやすい。
結果として、ビットコイン価格の方向感に乏しい中でも短期的かつ急激な値動きが発生するリスクは高まっている。
短中期的な逆風として意識されるのが、機関投資家の動向だ。
12月23日には仮想通貨ETFから2億8410万ドルの純流出が観測され、市場では一時的なリスク回避姿勢が強まった。
ただし、現時点で無秩序な売りが広がっていない点から、流出は全面的な撤退ではなく、ポートフォリオ調整の範囲にとどまるとの見方が優勢だ。
一方、市場の不安定要因として残るのが高水準のレバレッジだ。
無期限先物を中心とした建玉は約7600億ドル付近で高止まりしており、現物取引が低調な中でのレバレッジ偏重は、ボラティリティ拡大の前触れとなりやすい。
市場構造を見ると、BTCドミナンスは59.1%まで上昇し、アルトコインからの資金流出が鮮明だ。
ボラティリティ指標でも、ビットコインが相対的に低水準にとどまる一方、イーサリアム(ETH)は高止まりを継続。
仮想通貨投資家がビットコインを相対的に防御的な資産として位置づけていることがうかがえる。
総じて、足元の調整局面はファンダメンタルズの悪化というより、需給環境と季節要因に起因する一時的なポジション調整と見るのが妥当だろう。
ビットコインの年末価格見通し:上値8万9000ドル・下値8万4000ドルが攻防線

出典:TradingView BTC/USD 日足(2025年5月~現在まで)
BTCの日足チャートから読み取れる相場環境は、依然として調整色の強い展開が続いている。
中期的トレンドを決定づけたのは、10月下旬に発生した短期(20日)と中期(100日)移動平均線によるデッドクロスだ。
この弱気シグナル以降、BTCは明確な下落トレンド入りを余儀なくされ、戻り売り圧力が支配的な状況にある。
11月後半には一時8万500ドル付近まで深掘りする場面も見られ、底堅さを試しつつも、買い意欲の乏しさが浮き彫りとなった。
12月に入り、一時的に20日移動平均線を上抜ける局面も見られたが、これはダマシに終わり、本格的なトレンド転換には至っていない。
再び同水準を下回って推移している現状は、買い方の力不足を示唆している。
現在、市場は明確な方向感を欠く保ち合いのフェーズにある。積極的なポジション構築よりも、次の動きを見極めようとする様子見ムードが支配的だ。
ビットコインの今後の展開を占う上で、注視すべき価格帯は以下の2点に集約される。
- 上値8万9000ドル:トレンド好転の第一関門は、現在20日移動平均線が位置する8万9000ドル付近だ。日足終値ベースでこの水準を明確にブレイクできるかが焦点となる。ここを突破できれば、12月の高値圏である9万5000ドルを目指すシナリオが現実味を帯びてくる。
- 下値8万4000ドル:一方で、警戒すべきは8万4000ドルのサポートラインだ。ここが現在の相場を支える最終防衛線として機能している。万が一、日足の実体でこの水準を割り込むようならば、心理的節目の8万ドル付近までの下落余地が生じることになる。
結論として、現状は下値模索のリスクを抱えつつのレンジ相場だ。8万9000ドルの奪還なくして強気への転換は語れず、当面はダウンサイドリスク管理を優先すべき局面と言える。
BTC相場膠着の中、Mine-to-Earnモデルが示す新たな可能性
ビットコイン相場が方向感を失い、単なる買いでは利益が出しにくい今、賢明な投資家は視点を変えている。価格の波ではなく、ブロックチェーンの仕組みそのものに勝機を見出しているのだ。
そこで注目されるのが、ビットコインマイニングの構造を、ゲームやミームコインと融合させたペペノード(PEPENODE)だ。
従来のGameFi市場の周流であった「遊んで稼ぐモデル」の弱点を克服したこの新プロジェクトが、停滞相場の新たな突破口となるかもしれない。
PEPENODEが提示するのは、ビットコイン同様の堅実さを模したMine-to-Earnという概念だ。プレイヤーは仮想空間でマイニングリグを構築・管理し、リソース配分と効率化を競う。
特筆すべきは、その報酬設計の巧みさだ。
PEPENODEは、インフレを起こしやすい独自トークンのみに依存せず、ペペコイン(PEPE)やファートコイン(FARTCOIN)といった既に十分な流動性を持つ外部のミームコインを報酬体系に組み込んでいる。
さらに、稼いだPEPENODEトークンはアップグレードを通じて市場から永久にバーンされるデフレ圧力を持つよう設計されており、エコシステムの持続可能性が担保されている点は評価に値する。
全体相場が沈静化しリスクオフムードが漂う中にあっても、PEPENODEの先行セールには既に238万ドル以上の資金が流入しており、スマートマネーが次のトレンドをどこに見出しているかが窺える。
プレセール終了まで残り14日で、現在の割安価格で参入できる機会は、間もなく閉ざされようとしている。
PEPENODEを見てみる