12月17日の仮想通貨ニュース｜中国、BTCマイニング施設が大規模停止か

マイニング機器大手カナンのコン・ジャンピン元会長は15日、中国新疆ウイグル自治区にあるビットコイン（BTC）マイニング施設が相次いで閉鎖されていると明らかにした。

コン氏14日、自身のX（旧ツイッター）で新疆の施設が次々と停止していると投稿。翌15日には、ビットコインネットワークのハッシュレートが前日比で約100エクサハッシュ/秒（EH/s）低下したと報告した。

これは世界全体の約8％に相当する規模だ。同氏はマシンの平均計算能力から、少なくとも40万台が停止したと見積もっている。

複数の情報筋もこの数値を裏付けており、大規模な取り締まりが行われたことは確実視されている。

ビットコイン価格にも影響か

Phemexの報道によると、新疆当局による閉鎖措置は40万から50万台のマイナーに及んだという。

これにより、24時間以内に世界のハッシュレートが最大10％低下したとの見方もある。

Atlas21は、技術的な詳細として5.6％の低下を確認し、ネットワークへの影響を指摘した。

CoinDeskは今回の事態を、2024年の半減期以降で最も急激なハッシュレートの落ち込みだと評している。

市場関係者は、この動きがビットコインの価格推移にどう波及するか注視している。

停止した施設の中には、S19 XPといった最新鋭の機器を稼働させていた場所も含まれていた。

効率的な新型マイニングマシンまでもが対象となったことで、ネットワークへの打撃は小さくない。

今回の閉鎖は、中国の中央銀行や金融規制当局によるマイニング抑制の動きと一致していると分析されている。

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