仮想通貨ステーキング最大手、2025年にPolygonサービス終了へ

ブロックチェーン 仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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仮想通貨ステーキング最大手のLidoは16日、Polygonチェーンでのステーキングサービスを段階的に終了すると発表した

利用低迷と運営コストが主な要因


Lidoの発表によると、この決定は2023年11月のコミュニティ投票で承認されたもの。同社はPolygonのネイティブトークンであるMATICのステーキングサービスを提供し、利用者はstMATICと呼ばれる流動性トークンを受け取ることができた。

しかし、利用者数の伸び悩みや報酬の不十分さ、さらにはメンテナンスに必要なリソースの負担が重くのしかかっていた。また、エコシステムの変化への対応も課題となっていた。

資金引き出しは2025年6月まで


Lidoは利用者に対し、2025年6月16日までに資金を引き出すよう通知を行った。この期限以降も、エクスプローラーツールを通じて引き出しは可能となる。

同社はすでに15日からステーキングサービスの新規受け入れを停止。今後は、既存ユーザーの円滑な資金引き出しをサポートする方針だ。

イーサリアムへの注力を強化

Lidoは今年に入り、イーサリアムの個人ステーキングをより手軽にする「コミュニティステーキングモジュール」の開発を承認している。この動きは、DeFiプロトコルとしての重点をイーサリアムに置く方針を示している。
同社は昨年、Solanaのステーキングサービスも同様の理由で終了を決定。48万4000ドルの損失に対し、収益は22万ドルにとどまっていた。

Polygonエコシステムの変化と今後の展望


LidoはTVL(総ロック値)で約393億ドルを記録し、最大の流動性ステーキングプロトコルとしての地位を確立している。
一方、PolygonのTVL最大のdAppであるAaveも、同チェーンからの撤退提案が出されている。この状況は、Polygonエコシステム全体の変革期を示唆している。利用者は各プロトコルの動向を注視し、資金管理には細心の注意を払う必要がある。

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