【12月23日最新XRP価格分析】ETF流入減が重し、年末見通しは?

リップル(XRP)は23日、1.90ドル近辺で推移し、前日比1.5%安と小幅な下落となった。
前日からの値動きは1.89~1.94ドルの狭いレンジにとどまり、市場では心理的節目とされる2.00ドル水準を依然として明確に突破できない状況が続いている。
こうした価格動向の背景には、現物リップルETFへの資金流入が続いているものの、そのペースが鈍化していることが影響しているとみられる。
リップル、ETF資金流入鈍化と保有者心理悪化で上値重く
12月19日までのリップル関連仮想通貨ETFの週次流入額は8204万ドルと、ローンチ以降で最低水準に落ち込んだ。
累計流入額は約10億7000万ドルに達しているものの、足元では価格を押し上げる効果が弱まりつつある。
加えて、保有者の利益率低下が売り圧力を強めている。
XRP供給量の約52%が依然として含み益状態にある一方、残る半分近くは含み損を抱えている。
こうした状況下では、価格が下落局面に入った際に反応的な売りが出やすく、市場の不安定さを増幅させる要因となる。
さらに、大口保有者(クジラ)の動向も注目を集めている。上位1%のアドレスが全供給量の87.6%を保有しており、この比率が月初の87.7%からわずかに低下。
小幅な変化ではあるものの、大口勢の慎重な姿勢が意識され、上昇局面での重しとなった。
マクロ環境もリップルの価格を圧迫した。
米国における暗号資産(仮想通貨)関連法案のCLARITY法の審議遅延は、デジタル資産投資商品全体からの資金流出を招き、XRP固有の好材料を相殺する形となっている。
また、日銀の金融政策動向や米国の利下げ期待の変化がクロスマーケットでのリスク選好を低下させ、XRPを含む仮想通貨市場に売り圧力をもたらした。
その結果、12月22日の取引ではETF需要による下支えが見られたものの、保有者心理の悪化と外部環境の逆風が重なり、リップル価格は伸び悩む展開となった。
今後の焦点は、ETFへの資金流入の回復と保有者利益率の改善に移る。規制面での進展やマクロ環境の安定が鍵を握る中、市場参加者はこれらの要因を注視している。
【12月23日最新】リップル(XRP)価格の年末見通し
ここからは、足元の価格チャートの動向を手がかりに、リップルの今後を見通し、年末にかけて想定される相場シナリオを予想する。
週足分析:長期トレンドは維持、調整局面は次の上昇への準備段階

出典:TradingView XRP/USD 週足(2021年~現在まで)
XRPの週足チャートを見ると、2023年9月に20週移動平均線と100週線がゴールデンクロスして以降、長期的な上昇トレンドは概ね維持されている。
2025年7月に過去最高値となる3.68ドルを記録した後、10月以降は利益確定の売りが増え、20週線を下回る調整局面に入った。
ただし、約1.65ドル付近に位置する100週線は依然として下支えとして機能している。
この重要なサポートラインを保っている限り、長期的な流れが崩れたと判断する必要はなく、足元の調整は次の上昇に向けたエネルギーを溜める期間と捉えることもできる。
中長期での保有を検討する投資家にとっては、価格水準次第で分散的な買いを検討しやすい局面と言えそうだ。
日足分析:方向感に欠ける展開、レンジを抜けた方向が次のトレンドに

出典:TradingView XRP/USD 日足(2025年4月~現在まで)
一方、日足チャートでは、7月高値からの下落圧力がなお残っている。
10月初旬には20日移動平均線が100日線を下回るデッドクロスが発生し、その後、価格は一時1.60ドル近辺まで下落した。
市場心理は慎重で、足元の反発も力強さを欠いている。
現在は20日線が上値の目安となっており、ここを明確に上抜けるまでは、戻り売りが出やすい地合いが続くとみられる。
RSIは40前後で推移しており、売られ過ぎに近づきつつあるものの、すぐに反転するとは限らず、もう一段の下押しには注意が必要だ。
短期的な注目点は1.60ドルのサポートラインで、年末にこの水準を維持できれば、年明け以降に2ドル台回復を試す展開も視野に入る。
一方で、明確に割り込んだ場合は1ドル前半までの調整が現実的となり、市場全体のムードにも影響を与える重要な分岐点となりそうだ。
リップル(XRP)のエントリー&利確ポイント
XRPは1.90ドル前後を推移し、短期的には方向感に欠ける調整局面が続いている。注目水準は1.60ドルのサポートと2.00ドルの上値抵抗だ。
エントリーポイント:1.60~1.65ドルでの下げ止まり確認
1.60ドル付近は週足100週線に近い重要な支持帯。この水準で反発の兆しが見られ、RSIの改善などが確認できれば、中長期目線での段階的な買いエントリーが検討できる。
利確ポイント:2.00ドルと2.20~2.30ドルを意識
まずは心理的節目である2.00ドルが第一の利確目標。この水準を明確に上抜ければ、短期的に2.20~2.30ドル付近までの戻りが視野に入る。
リスク管理:1.60ドル割れは警戒
1.60ドルを終値ベースで下回ると、1ドル台前半までの調整が進む可能性が高まる。エントリー後は1.60ドル直下を損切りラインとし、下方向へのリスク管理を徹底したい。