XRP現物ETF、DTCCの公開リストに確認|価格が12%上昇

米国証券預託振替機構(DTCC)は10日、5本のXRP ETFをウェブサイトに掲載した。
この動きを受けた市場の期待感から、XRPの価格は大幅に上昇した。
XRPの価格は過去24時間で約12%上昇し、執筆時点では2.46ドル前後で推移している。
DTCCの公開データベースでは、フランクリン・テンプルトン、ビットワイズ、21シェアーズなどが運用する5本のETFが確認された。

DTCC掲載の背景と意味
DTCCは、米国証券市場において中核的な決済・清算業務を担う機関であり、24年には3700兆ドル超の取引を処理した。
同社のリストへの掲載は、ETFが米国の取引所で取引されるための準備段階の一つとされる。
ただし、今回の掲載は米証券取引委員会(SEC)による最終承認や、即時の取引開始を保証するものではない。
ETF発行体やカストディアンが、ティッカーシンボルの作成やインフラ整備といった準備作業を完了した段階を示している。
このプロセスは、25年初頭に承認されたビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の現物ETFにおける動きと類似しており、XRPの機関投資家による受け入れが進む上で重要な節目とされる。
市場の反応と今後の見通し
過去の事例では、23年末にビットコイン現物ETFがDTCCのサイトに初めて掲載された際、取引開始前にもかかわらず価格が即座に反応した。
今回も市場データによると、XRP価格は6.2%上昇して2.40ドルに達し、2.35ドルの抵抗線を突破した。取引高は平均の169%増となり、1週間超で最大の上昇幅となった。
ETF発行体は、SECの審査効率を高めるため、標準化された文言を含む修正S-1登録届出書を提出している。アナリストの一部は、これを自動承認の可能性を示すものと捉えている。
現在、投資家の関心はSECによる正式な承認の有無に集まっている。
テクニカル分析では、トレーダーがXRPの2.39ドルの支持線維持に注目しており、ETFに関連する動向が短期的な価格変動の主因になるとみられる。