ソラナ13%急騰|トランプ氏、法案支持でアルトコイン急伸
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暗号資産(仮想通貨)市場では15日、ビットコインが122,000ドルを突破したことを受け、リスク選好の動きが回復。主要アルトコインのソラナ SOL 0.93%などが大幅に上昇した。
BTC主導で市場回復、アルトコインにも波及
ソラナは13%急騰して174.45ドル(約2万6,000円)に達し、ここ数週間で最高値を更新した。この背景には、ミームコイン発行プラットフォームpump.funが最近行った新規コイン公開(ICO)の成功に対する期待感があるとみられる。
マクロ経済の動向も、リスク資産にとって追い風となった。消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.7%と予想を上回ったものの、生産者物価指数(PPI)は2.3%と予想を下回り市場を安心させた。
この結果、米連邦準備制度理事会(FRB)による急な金融引き締めの懸念が和らぎ、7月30日の連邦公開市場委員会(FOMC)では金利据え置きが有力視されている。
政治面では、ドナルド・トランプ大統領がステーブルコイン規制や中央銀行デジタル通貨(CBDC)の禁止を含むデジタル資産関連法案への支持を表明した。
こうした動きも市場心理を改善させ、仮想通貨関連の上場投資信託(ETF)への資金流入が続いている。
ソラナ、独自の強み示す アルトコイン市場の注目株に
ビットコインが市場全体を押し上げる一方、ソラナは独自の強さを示している。
バリデーターの投票を除いたトランザクション活動は1日あたり1億件以上で安定しており、ステーキング参加率は66.43%と健全な水準を維持。ネットワーク収益も5月以降の低迷から回復傾向にある。
特にエコシステム内で際立っているのがpump.funの成功だ。分散型取引所(DEX)での取引高は17億ドル(約2,533億円)を超え、その大半はミームトークン関連の取引で占められている。
停滞期を乗り越え、ビットコインと活気づくソラナのエコシステムが、市場の本格的な回復を予感させている。
このようなソラナエコシステムの技術的躍進は、他のアルトコインプロジェクトにも影響を与えている。中でも注目を集めているのが、ビットコインの拡張性の課題解決を目指すレイヤー2ネットワークBitcoin Hyper(HYPER)だ。

ホワイトペーパーによると、このプロジェクトはソラナ仮想マシン(SVM)を活用し、ビットコインの高い安全性は維持しつつ、高速かつ低コストな取引の実現を目指している。
プレセールでは、開始から1ヶ月足らずで300万ドル以上を調達するなど投資家の期待は高く、ビットコインの流動性を分散型金融(DeFi)などで活用する新たな可能性を提示している。
ビットコイン本体の価値上昇と、その機能を拡張する技術の登場は、市場の次の成長段階を示唆しているのかもしれない。