ハイパーリキッド、新たに「HyperEVM」をメインネット公開

暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームのHyperliquid(ハイパーリキッド)は18日、イーサリアム仮想マシン(EVM)互換性を持つ実行環境「HyperEVM」をメインネットで公開した。
HyperEVM導入により「汎用的なプログラミング機能」がネットワークに追加され、金融システムの発展に向けた重要な一歩となる。
ネイティブトークンHYPEは、過去30日間で17%以上の上昇を見せており、執筆時点では1HYPE=約24ドルで取引されている。
HyperEVMの特徴と機能
HyperEVMは、Hyperliquidのレイヤー1ブロックチェーンにイーサリアム互換の実行環境を統合するために設計されている。開発者は、高性能なイーサリアム互換のスマートコントラクトを実行できるようになる。
HyperEVMブロックは、Hyperliquid(レイヤー1)のHyperBFTコンセンサスのセキュリティを継承しながら、レイヤー1実行の一部としてブロックが構築される。
HYPEトークンはすでに、レイヤー1とHyperEVM間の転送、ガス支払い、スポット取引に使用できる。
今後は、一般的なERC20トークンのネイティブ転送などのサポートも予定しており、現在テストネットでのフィードバックを収集中だ。
また、セキュリティ強化のためのバグ報奨金プログラムも提供されている。
Hyperliquidの成長
Hyperliquidは、レイヤー1および分散型取引所(DEX)として公開。2024年12月に公開および仮想通貨エアドロップされたHYPEは、執筆時点の時価総額が80億ドルに達している。
また、同プラットホームの1月の永続スワップ取引高は、1,977億ドル(約30兆円)を記録。これは、ジュピターの362億ドル、Synfuturesの162億ドルを大きく上回る規模となっている。
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