バイビット、ステーブルコインUSDtb提供へ|最大5%の年利付

仮想通貨取引所
暗号資産ジャーナリスト
監修
最終更新日: 

大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイビットは4日、分散型金融(DeFi)Ethenaが発行するブラックロックのBUIDLトークン担保のステーブルコインUSDtbの取扱を開始した。

また、Ethenaは3日、「ブラックロックBUIDLを担保とするエセナエコシステムのステーブルコインUSDtbがバイビットに上場し、3月6日から1週間以内に証拠金担保として利用可能になる」と付け加えた。

これにより同取引所のユーザーは、USDtbを保有または利用することで、バイビットが毎日支払う最大5.00%の年間利回り(APR)を獲得できるという。

ステーブルコインUSDtb

ステーブルコインUSDtbとは、合成ステーブルコインUSDeを発行するプロトコルとして知られるEthenaが、2024年12月に導入した仮想通貨だ。

大手資産運用会社ブラックロックのトークン化されたBUIDLファンドによって担保されており、BUIDLの発行元であるセキュリタイズ(Securitize)と提携して立ち上げられた。

BUIDLファンドは主に、米国債を中心に5億ドル(約740億円)以上の資産を持っており、イーサリアム(ETH)、アプトス(APT)、アービトラム(ARB)、オプティミズム(OP)、ポリゴン(POL)、アバランチ(AVAX)で取引されている。

Ethenaは、「バイビットはUSDtbをサポートする最初の中央集権型取引所であり、ユーザーの資本効率を向上させるという共通の目標を推進するものだ。」と述べた。

ステーブルコイン市場は現在、各社が独自の特徴を打ち出す競争が激しくなっている。バイビットによるUSDtbの採用と報酬プログラムは、この競争環境の中での重要な動きと言える。

米国での規制の明確化が進む中、ブラックロックという大手資産運用会社のファンドを担保とするUSDtbの普及は、仮想通貨業界における従来型金融との融合の一例となっている。

ハッキング騒動下での動き

今回のバイビットによるUSDtb取扱開始は、2月末に発生した史上最大規模のハッキング騒動後に実施された。

同取引所は、北朝鮮政府が運営するハッカー集団「ラザルスグループ」を中核とした「トレーダートレイター」集団によって、約499,000ETH(当時約15億ドル相当)の仮想通貨を流出させた。

現在も攻撃者は資金洗浄を続けており、分散型取引所(DEX)、クロスチェーンブリッジ、非認証取引所「eXch」などを利用し、イーサリアムからビットコイン(BTC)への自動変換が加速している。

Bybit、イーサリアム準備金が完全回復|1,800億円規模

200万人+

月間読者数

250+

ガイド、レビュー記事

8年

サイト運営年数

約70人

国際的な編集チーム
editors
+ 66人
Cryptonewsでは、投資経験のレベルに関係なく、誰でも暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン、Web3について理解できるよう、分かりやすい情報提供を心がけています。また、2017年に設立して以来、Cryptonewsは仮想通貨業界の信頼できる多言語ニュースをお届けしています。

注目のICOコイン

先行販売中の注目トークンをチェック ── 今が狙い目の有望銘柄も。

マーケットキャップ

  • 7日
  • 1ヶ月
  • 1年
時価総額
$3,100,925,343,067
0.28
トレンドの仮想通貨

注目記事

金融・経済ニュース
コインベース、2026年の重点分野を発表|RWAやAIなど4領域に注力
Eiji M.
Eiji M.
2025-12-31 19:33:12
イーサリアムニュース
BitMine株が韓国で人気急騰、イーサリアム大量保有も明らかに
Eiji M.
Eiji M.
2025-12-31 19:14:44
Crypto News in numbers
editors
筆者リスト + 66人
200万人+
月間読者数
250+
ガイド、レビュー記事
8年
サイト運営年数
約70人
国際的な編集チーム