ビットマイン、イーサリアムの取得拡大|世界最大の保有企業へ

暗号資産(仮想通貨)マイニング企業のビットマインは18日までの1週間において、イーサリアム(ETH)を3万5268枚追加取得した。
これにより、総保有量は420万3036ETHに達し、イーサリアムの総供給量の約3.48%を占める規模となった。現在の市場価格に基づくと、同社のイーサリアム資産価値は約145億ドルに上る。
これは世界最大のイーサリアム保有企業であり、仮想通貨全体でもマイクロストラテジーに次ぐ規模とされている。
同社はこのほか、193BTCを保有しているほか、エイトコ・ホールディングスの株式や約9億7900万ドルの現金を確保しており、財務基盤は極めて強固だ。
ウォール街の採用が追い風に
リー会長は、イーサリアムの対ビットコイン(BTC)価格比率が上昇している点に注目している。
トークン化などの実用性が評価され始めたことが背景にあるという。
実際、JPモルガンやモルガン・スタンレーといった大手金融機関は、イーサリアムを基盤とした金融商品やインフラの構築を進めている。
リー会長は、ステーブルコインの普及を追い風に、2026年が仮想通貨市場の回復期になるとの見方を示した。
同社は、アルケミー・オブ・5%と呼ばれる戦略を掲げ、将来的にイーサリアム供給量の5%取得を目標としている。アーク・インベストメントやパンテラなど、著名な機関投資家からの支援も受けている。
今回の追加取得は、このような同社の仮想通貨戦略の一環だ。
ステーキング事業の拡大と将来予測
ビットマインは、保有するイーサリアムを活用したステーキング事業にも力を入れている。
現在、約183万ETHをステーキングしており、その価値は約59億ドルに相当する。
この運用により、年間で約3億7400万ドルの収益を見込んでいるという。
これは、分散型金融(DeFi)市場の成長を見据えた中長期戦略の一環だ。
さらに、安全なステーキング基盤を提供するメイド・イン・アメリカ・バリデータ・ネットワークの開発も進めており、第1四半期の稼働を予定している。
リー会長は、将来的にイーサリアム価格が25万ドルに達する可能性があるとの強気な予測も示している。
その場合、同社の企業価値も大きく拡大すると自信をのぞかせた。