ビットワイズ分析、ビットコインと金併用|投資効率が大幅向上

暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズのマット・ホーガンCIOは13日、ビットコイン(BTC)と金を組み合わせたポートフォリオの優位性を示す調査結果を明らかにした。
相互補完による運用効率の改善
ビットワイズの分析によると、ポートフォリオの15%をビットコインと金に配分した場合、過去10年間のシャープレシオは0.679に達した。
これは、株式60%・債券40%で構成される伝統的なポートフォリオの0.237を大きく上回る数値だ。
また、金のみを組み入れた場合のシャープレシオは0.436にとどまり、仮想通貨であるビットコインを組み合わせた方が高い運用効率を示している。
ホーガン氏は、「金かビットコインか」という二者択一ではなく、「両方を保有すること」が歴史的に最良の選択であると指摘した。
調査では2018年、2020年、2022年、2025年の主要な市場下落局面を検証。
その結果、金は下落局面で資産価値を下支えし、回復局面ではビットコインが大きな上昇を牽引するという一貫したパターンが確認された。
2018年には株式が約19%下落し、ビットコインも約40%下落した一方、金は約6%上昇。
その後の回復期にはビットコインが約79%急騰した。
2020年のコロナショック時も同様で、金の下落は限定的だったのに対し、ビットコインは約775%の回復を見せている。
こうした動きから、両資産は互いの弱点を補完する関係にあると結論づけられた。
資金循環と価格サイクルの示唆
今回の分析は、著名投資家レイ・ダリオ氏が2025年に提唱した、債務リスク対策としてポートフォリオの15%をビットコインや金に配分すべきとの考えを基に分析が行われた。
ホーガン氏は、ビットコインの現物ETFが新規供給を上回る需要を生み出しているにもかかわらず、価格が急騰していない点に注目。
その背景として、過去に金が中央銀行による大量購入を経て、売り圧力が枯渇した後に価格上昇した歴史と類似していると分析した。
ビットワイズヨーロッパのアンドレ・ドラゴッシュ氏は、金の価格変動がビットコインに4〜7か月先行する傾向があると指摘。
機関投資家の資金はまず金に流入し、その後リスク選好の回復とともにビットコインへ移動する資金ローテーションが起きると説明している。
実際、2025年の市場調整後、金は約45%上昇した一方で、ビットコインの上昇は約14%にとどまっている。
また、両資産の相関関係は2022年半ば以来初めてゼロ近辺まで低下した。
歴史的なパターンが再現されれば、今後ビットコイン価格は12万ドルから13万ドルを目指す可能性があると同氏は予測している。
市場では引き続き、仮想通貨これから伸びる銘柄への関心が高まっている。