ETH投資のビットマイン、人気YouTuber運営企業に2億ドル出資

イーサリアム(ETH)取得を積極的に推進するビットマインは15日、人気コンテンツクリエイターのジミー・ドナルドソン氏(通称MrBeast)が率いるBeast Industriesに対し、2億ドルの株式出資を行うと明かした。
この取引は1月19日頃に完了する見通しだ。
Beast Industriesはこれまでに4億5000万ドルを調達しており、今回の追加資金を含めた企業評価額は50億ドルに達すると見られている。
多角化する事業と収益構造
Beast Industriesは、ドナルドソン氏の全資産を統括する持株会社として機能している。
同社は、登録者数4億5000万人を超えるYouTubeチャンネルに加え、チョコレートブランド「Feastables」や分析プラットフォーム「Viewstats」など多岐にわたる事業を展開している。
報道によると、同社の昨年の収益は4億ドルを超えた。特にFeastablesは利益を生み出す主要事業となっており、メディア部門の高コスト体質を補完する役割を果たしている。
ドナルドソン氏は、コンテンツ事業を「より大きなビジネスのためのマーケティング部門」と位置付けているようだ。
同社は今後、電話サービスや金融プラットフォーム、さらにはサウジアラビアでのテーマパーク建設など、事業の多角化を計画している。
今回の資金調達は、同社の長期的なビジョンを実現し、さらなる成長を支援するためのものだ。
イーサリアム供給量の5%取得を目指す戦略
ビットマインは、アーク・インベストメントのキャシー・ウッド氏やパンテラ、クラーケンといった著名な機関投資家や企業から支援を受けている。
同社の戦略は、イーサリアムを主要な財務準備資産とし、ステーキングやDeFiメカニズムなどのプロトコルレベルの活動を活用することにある。「5%の錬金術」という哲学を掲げ、市場に流通するすべてのイーサリアムの5%を取得することを目標としている。
この戦略の一環として、2026年第1四半期には、自社資産のための専用ステーキングインフラである「MAVAN(米国製バリデータネットワーク)」を立ち上げる計画だ。
一方で、新技術への対応や市場ニーズの変化、事業資金の調達能力、仮想通貨市場の競争環境、ビットコイン(BTC)やイーサリアムの将来価値といったリスク要因も認識されている。