ビットコイン9.7万ドル突破、調整一巡か|10万ドル回復可能性は?

ビットコイン(BTC) 価格分析
暗号資産アナリスト
監修
最終更新日: 
免責事項:本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。

ビットコイン(BTC)は15日、週間ベースで6%を超える上昇を記録し、一時9万7000ドル台を突破した。

過去2カ月間にわたり、9万ドル前半からそれ以下の水準で方向感に欠ける推移が続いていたが、先週末以降は買い圧力が急速に強まり、2カ月超ぶりとなる高値圏に浮上した。

この急激な価格上昇に伴い、約7億ドル規模のショートポジションが強制清算され、市場では典型的なショートスクイーズが発生。これが上昇に一段と拍車をかける形となった。

また、予測市場ポリマーケットでは、1月中にビットコインが10万ドルに到達する確率を73%と見積もっており、強気の見方が急速に広がっている。

今回の上昇局面について市場関係者の間では、マクロ経済環境の変化に加え、需給バランスの改善が重なった結果との見方が強く、ビットコイン市場の先行きに対する期待感は一段と高まりつつある。

インフレ沈静化と不確実性がビットコイン需要を押し上げ

直近のビットコイン価格上昇の背景には、複数のマクロ要因が重なっている。

まず、1月13日に発表された米消費者物価指数(CPI)はインフレ鈍化を示唆する内容となり、市場に根強く残っていた過度な金融引き締めへの警戒感が後退した。

これを受け、株式や暗号資産(仮想通貨)を含むグローバル市場ではリスクオンのセンチメントが回復。

実質金利の高止まりが懸念される局面において、インフレ指標の安定は、利息や配当を生まないビットコインにとって相対的な追い風となった。

加えて、地政学・政治リスクの高まりも資金の流れに影響を与えた。

イラン国内での騒乱激化による中東情勢の緊張に加え、米国内では司法省がパウエルFRB議長に対する捜査を開始したとの報道が市場を動揺させた。

2025年6月の証言内容を発端とし、トランプ政権との対立が背景にあるとされるこれらの動きは、政治的・社会的な不確実性を強め、質への逃避を誘発。

ゴールドと同様に、ビットコインが安全資産として選好された可能性が高い。

需給面では、機関投資家の動きが鮮明となっている。

現物ビットコインETFへの資金流入は足元で急増し、2025年後半以降で最大規模を記録。長期保有を前提とした資本の回帰を示唆している。

さらに、著名なビットコイン保有企業であるストラテジー社が、価格上昇直前に約13億ドル規模の買い増しを発表したことも、市場の強気心理を一段と後押しした。

【1/15ビットコイン価格分析】長期トレンドの正念場と短期反転のシグナル

以下では、1月15日時点のビットコインチャートを基に、足元の相場環境を整理し、今後想定されるシナリオを予想する。

週足分析:長期上昇トレンドの維持に向けた防衛線

BTC週足チャート

出典:TradingView BTC/USD 週足(2022年~現在まで)

まずは中長期的な視点から、週足チャートを確認する。

2023年秋に形成された20週移動平均線と100週移動平均線のゴールデンクロス以降、ビットコインの長期的な上昇トレンドは依然として維持されている。

もっとも、足元の価格が短期的な勢いを測る20週移動平均線を下回る局面が続いている点は、上昇モメンタムが一時的に鈍化している可能性を示しており、過度な楽観は避ける必要がある。

今後のトレンドを見極める上で最大の注目点となるのが、8万6000〜8万7000ドル付近に位置する100週移動平均線だ。

この水準は、過去の調整局面でも繰り返し下値支持として機能してきた重要ラインであり、強気相場の根幹を支える水準と位置付けられる。

直近数カ月にわたり、この水準で下げ止まりを見せていることはポジティブな材料だが、引き続き同ラインを維持できるかどうかが、長期的な上昇シナリオ継続の分かれ目となりそうだ。

日足分析:地合い改善が鮮明、次なる焦点は10万ドル

BTC日足チャート

出典:TradingView BTC/USD 日足(2025年6月~現在まで)

一方、短期的な値動きを示す日足チャートでは、相場環境の改善がより明確に表れている。

年明け以降、短期トレンドの目安となる20日移動平均線を上抜け、心理的節目である9万ドル台を回復した動きは、昨年秋以降続いていた上値の重さが解消されつつあることを示唆している。

先週の調整局面でも、20日線付近で押し目買いが入り、9万ドル台を維持した点は、市場に根強い買い需要が存在することの裏付けと言える。

RSI(相対力指数)も足元では67前後と、過度な過熱感を伴わない健全な水準を保っている。

注目すべきは、直近の上昇によって2025年12月につけた戻り高値を上回り、約2カ月ぶりの高値圏を回復した点だ。

これは、調整フェーズが一巡し、新たな上昇局面へ移行しつつある可能性を強く示している。

もっとも、目先では100日移動平均線が位置する9万7000ドル台付近がレジスタンスとして意識されやすく、前日の取引でもこの水準で上値を抑えられる場面が見られた。

ここを終値ベースで明確に上抜けることが、10万ドル回復に向けた重要な道しるべとなる。

ビットコイン相場のポイント整理

  • 長期トレンドの分岐点:週足では、8万6000〜8万7000ドルに位置する100週移動平均線が最終的な下値支持として機能。この水準を維持する限り、長期的な強気構造は崩れていない。
  • 短期調整の終了示唆:日足では戻り高値の更新と9万ドル台の定着により、約2カ月続いた調整局面からの脱却と上昇トレンド回帰の可能性が高まっている。
  • 直近の焦点:当面の上値目標は9万7000ドル台のレジスタンス突破。このゾーンをクリアできれば、10万ドル台再挑戦への道筋がより明確になるだろう。

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