アプラス、クレカポイントを仮想通貨に交換可能に|XRPなど

新生銀行グループ傘下のクレジットカード会社アプラスは8日、SBIホールディングス子会社のSBI VCトレードと提携し、ポイントを暗号資産(仮想通貨)に交換できる新機能を開始した。
利用者は貯まったポイントを、現金や商品券の代わりにリップル(XRP)やビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)の3種類の仮想通貨に交換できる。
日本初、ポイントを直接仮想通貨へ
この取り組みは、日本の主要なロイヤルティプログラムとしては初めて、仮想通貨への直接交換を実現するものだ。
これにより、日常の支出がデジタル資産の保有に直接結びつくことになる。
このプログラムは、日常的な消費活動を通じてデジタル資産を身近に感じてもらうことを目的としている。
SBI VCトレードの関与は、親会社であるSBIホールディングスがリップルのエコシステムを広範に支援していることと一致する。
特に、リップルの普及を促進する戦略的な狙いがあるとみられる。
日常の買い物で仮想通貨を蓄積
ポイント交換は、2100ポイントを2000円相当以上の仮想通貨に交換できるレート設定となっている。
利用者は現金を用意することなく、貯まったポイントだけで仮想通貨を保有できる。
手続きはSBI VCトレードの口座、またはアプラスのポータルサイトから可能で、仮想通貨の初心者が直面しがちな技術的な障壁を取り払っている。
ポイントはアプラスカードの利用額200円ごとに1ポイントが付与され、月間5万円以上の利用者には0.5%のボーナスポイントが加算される。
ポイントの有効期限は2年間で、利用者は自分の好きなタイミングで交換できる。
このプログラムは、利用者が受動的にデジタル資産を蓄積する機会を提供し、日本国内の消費者層における仮想通貨への親近感を高めることが期待される。
このようなサービスは、仮想通貨投資の第一歩としても注目されている。