ビットコインETF、4日間で2.9億ドルの純流入|新しい仮想通貨市場が活況
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ビットコインETF(上場投資信託)市場は3日から7日にかけて、2億9,000万ドル(約423億4,000万円)の純流入を記録した。
この動きは、機関投資家による暗号資産(仮想通貨)への関心が再び高まっていることを示す。特にフィデリティ社のFBTCやブラックロック社のIBITといった主要ファンドが、資金流入を牽引した。
フィデリティ社のFBTCは、7月5日と6日の2日間でそれぞれ1億8,400万ドル、2億3,710万ドルの純流入を集めた。一方、ブラックロック社のIBITも7月6日に2億2,450万ドルの純流入を記録し、一時的な停滞から回復した。
機関投資家の信頼が支える、新しい仮想通貨市場
機関投資家の信頼回復が、今回の資金流入の主な要因である。規制下にあるデジタル資産商品への信頼感と、ビットコインの成長性への期待が背景にある。
この楽観的な見方は、ビットコイン価格を押し上げる一因となった。2025年4月に9万ドルを突破して以降、価格は25%上昇し過去最高値を更新。規制の明確化や米中間の貿易関係といったマクロ経済要因も、強気の市場心理を後押ししている。
アナリストは、この急騰が半減期後の力学や企業による資産購入に起因すると分析している。過去の半減期後に見られた下落傾向とは異なる動きを見せた。
大手運用会社が競う新しい仮想通貨ETF
米国のビットコインETF市場では、大手資産運用会社間の競争が激化している。各社はビットコインの勢いを捉えようと、魅力的な商品を提供している。
フィデリティ社やブラックロック社に加え、アーク・インベスト社と21シェアーズ社が共同で提供するARKBも1億2,950万ドルの流入を記録した。こうした競争が市場全体の成長を促進している。
2025年7月時点で、米国のビットコインETF全体の累計流入額は524億2,000万ドルに達した。1日あたりの流入額が4億778万ドルに上る日もあり、市場の活況を物語る。
ビットコインの進化を牽引する新たな技術革新
こうした市場全体の熱気は、ビットコイン自体のエコシステムにおける技術革新にも影響を与えている。特に、ビットコインの基本的なセキュリティを維持しつつ、その機能を拡張する「レイヤー2ソリューション」への関心が高まっている。
その中でも注目を集めているのが、BTC Hyper(HYPER)というプロジェクトだ。

BTC Hyperは、ソラナの仮想マシン(SVM)を活用し、ブロックチェーン上にスケーラビリティとスマートコントラクト機能をもたらすことを目指している。
プレセールではわずか4週間で200万ドルを調達するなど、その革新的なアプローチは既に多くの投資家から強い支持を得ている。
このプロジェクトは、ビットコインをHYPERトークンに変換する独自のブリッジ技術により、ユーザーが資産の管理権を維持したまま、高速かつ低コストの取引を実現する。
ホワイトペーパーによると、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用することで、取引手数料はほぼゼロに抑えられ、初期のステーキング利回りは年率5,000%を超えるなど、参加者にとって魅力的なインセンティブが用意されている。
BTC Hyperは、ビットコイン保有者がこれまで参加しにくかったDeFiやNFT、ブロックチェーンゲームといったWeb3の世界への扉を開く可能性を秘めている。
2025年後半に予定されているメインネットのローンチに向けて、ビットコインの堅牢性とWeb3の革新性を融合させるこのプロジェクトの動向から目が離せないだろう。