Apple Payでミームコイン売買できるアプリ「Moonshot」公開

決済大手会社MoonPayは19日、新たなモバイルアプリである「Moonshot(ムーンショット)」を公開した。
同アプリは、暗号資産(仮想通貨)の取引プロセスの簡素化を目指しており、Apple Pay決済でソラナ(SOL)ブロックチェーン基盤のミームコインの売買ができる。
まずはiOS版が世界130ヵ国以上にリリースされ、今後Android版もリリースされる予定だという(執筆時点で日本は利用対象外)。
ステーブルコインUSDCで取引実行
同アプリは、MoonPayを搭載している。
そのためユーザーは、Apple Pay、PayPal、Google Pay、クレジットカード、デビットカードを使用してアカウントに資金を入金できる。
入金後、資金は自動的にドル連動型のステーブルコインUSDCへ変換され、保有および使用される仕組みとなっている。
アドレスやシードフレーズが不要
また、同アプリのユーザーは、ウォレットのアドレスやシードフレーズを必要とせず、電子メールアドレスとFace IDでアプリの利用登録ができるという。
そのため、資産の送受金はアカウントのユーザー名を使用して行い、ウォレットキーの管理は第三者プロバイダーに委託して管理される。
このような仕組みにより、同アプリが仮想通貨の採用を大きく進めてくれることが期待されている。
ミーム取引の簡素化が進む
ソラナ(SOL)ブロックチェーンはこのほど、ミームコイン取引の簡素化を進めるべく、新たなサービスや技術が発表されている。
ソラナDEX大手であるジュピターは3日、「安い、速い、安全なミームコイン取引」を提供するプラットフォーム「Ape」を発表した。
ソラナ大手ジュピター、ミームコイン取引サービス「Ape」発表
またソラナ財団は6月、X(旧Twitter)やWebサイトを離れることなく仮想通貨取引を実行可能とする新技術「Blinks(ブロックチェーンリンク)」を公開した。
Xの仮想通貨決済を実現|ソラナ、新技術「Blinks」と「Actions」を発表