ユニスワップのウォレット、グーグルChrome拡張機能に登場

分散型取引所(DEX)大手のユニスワップを運営するUniswap Labsは16日、同社開発のUniswapウォレットをGoogleのChrome拡張機能で利用できるようになったと発表した。
Uniswapウォレットは2023年4月、モバイル版アプリ(iOSおよびAndroidに対応)としてリリースされた。2024年2月には、Chrome拡張機能への追加が発表され、約79万人のユーザーが待機リストに登録していた。
ユーザーは、Google Chromeウェブストアから同ウォレットをダウンロードおよび拡張機能に追加し、新規ウォレット作成または既存ウォレットインポートすればアプリが利用できる。
ユーザー体験を重視
同ブラウザ版ウォレットの特徴としては、以下のような点が挙げられている。
- サイドバー表示:ブラウザのサイドバーに常駐することで、Webページ上から離れることなく利用できる。「cmd/ctrl + shift + U」で拡張機能にアクセスできる。
- 簡素かつ安全なスワップ:数回クリックするのみで、Uniswap の取引に直接アクセス可能となる(UniswapX活用)。また、自動スワップ保護により、悪意ある取引から署名を防ぐことができる。
- マルチチェーン対応:イーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)、アービトラム(ARB)など11のチェーンに対応。チェーン全体ですべての資産を一度に確認できる。また、自動ネットワーク切り替え機能もある。
DEX大手のユニスワップ
ユニスワップは、もっとも人気のある分散型取引所の1つとなっており、執筆時点の預かり資産額は59億ドルを超えている。
同プロトコルのユーザーは、暗号資産(仮想通貨)の交換(スワップ)や流動性提供による手数料収入の獲得ができる。
また、同プロトコルは近年、いくつかの新機能および新商品を発表している。
その中には、ユーザーへ最適価格での取引ルートを検索する「Uniswap X」、柔軟なDEX取引を可能にする「Uniswap V4」などが含まれる。
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