米ロビンフッド、インドネシアの証券・仮想通貨企業2社を買収へ

米金融サービス大手のロビンフッドは7日、インドネシア市場への参入に向け現地企業2社の買収合意を明らかにした。
今回の買収対象となったのは、証券会社のPT Buana Capital Sekuritasと、認可を受けた暗号資産(仮想通貨)取引業者のPT Pedagang Aset Kriptoだ。
この合意により、ロビンフッドはインドネシア市場へ正式に参入することになる。
同社は現在、東南アジアおよび世界規模での事業拡大戦略を加速させている。
今回の動きはその一環であり、国際的なプレゼンスを高める重要なステップと位置付けられている。
インドネシア市場の潜在能力
インドネシアは金融市場において高い成長が見込まれる地域として注目されている。
現地では資本市場の投資家が1900万人、仮想通貨の投資家は1700万人に達しているという。
この市場規模は、金融の民主化を掲げるロビンフッドのミッションと強く合致している。
多くの個人投資家が存在する同国は、世界的な規模拡大を目指す同社にとって魅力的なターゲットだ。
株式や仮想通貨取引の急速な成長が見られるインドネシア市場での足場を固めることで、ロビンフッドはさらなる成長を目指す方針だ。
今後の展開と規制対応
今回の買収完了には、インドネシア金融庁をはじめとする規制当局の承認が必要となる。
すべての手続きが順調に進めば、2026年前半には買収が完了する見込みだ。
両社の過半数所有者であるピーター・タヌリ氏は、今後ロビンフッドの戦略アドバイザーとして残留することが決まっている。
同氏は移行期間中、事業の継続性を確保し、市場に関する専門知識を提供する役割を担う。
サービス面では、当初は買収した企業の既存商品を維持して運営を開始する。
将来的には、ロビンフッドの特徴である米国株や仮想通貨の手数料無料取引などを導入していく計画だ。
取り扱い銘柄には、ビットコイン(BTC)などが含まれると予想される。
また、使いやすい仮想通貨アプリを提供し、現地シェアの拡大を図る方針だ。