【1月20日】仮想通貨チャート分析|BTC・ETH・XRPの価格予想

暗号資産(仮想通貨)市場は20日、週明けの金融市場に広がった世界的なリスクオフムードを背景に、急反落の様相を強めている。
主要銘柄は軒並み調整色を強めており、ビットコイン(BTC)は重要な節目とされていた9万2500ドルを割り込んだ。
イーサリアム(ETH)も売りに押され、3200ドルを下回る水準で推移している。
また、リップル(XRP)も市場全体の売り圧力の影響を受け、心理的節目である2.00ドルを下回り、前日には一時1.87ドル近辺まで値を下げる場面が見られた。
貿易摩擦懸念・米規制停滞・大量清算が重なる
仮想通貨市場は、世界的なリスクオフの流れを背景に急落した。
今回の下落局面を招いた要因は、主に「欧米間の貿易摩擦懸念」「米国における規制政策の停滞」「テクニカル悪化に伴う大量清算」の三点に集約される。
最大の売り材料となったのは、マクロ環境の悪化だ。トランプ大統領が週末、ドイツ、英国、オランダなど複数のNATO加盟国に対し、10〜25%の新たな関税を課す可能性に言及。
これに対しEU側が「脅迫だ」と反発し、報復措置を示唆したことで、貿易戦争再燃への警戒感が急速に高まった。
株式市場と同様、仮想通貨市場からもリスク回避的な資金流出が進んだ。
ファンダメンタルズ面では、米国の規制整備を巡る不透明感が投資家心理を冷やした。
上院銀行委員会は、超党派で進められてきたCLARITY Act(市場構造法案)の審議を突如延期。
取引所大手コインベースのブライアン・アームストロングCEOが同法案について「欠陥が多い」と公に批判したことが背景にある。
特にステーブルコインの利回り規制を巡る不確実性が解消されず、政策進展への期待が後退したことが相場の重石となった。
さらに、J.P.モルガンのアナリストが米国の利下げ局面は2026年まで続くとの見通しを示したことも、短期的な流動性拡大を織り込んでいた市場には逆風となった。
需給面では、テクニカル指標の悪化が下落を一段と加速させた。
ビットコインは9万5000ドルの主要サポートラインを維持できず、一時9万2263ドルまで下落。この急変動を受け、過去24時間で約8億6400万ドル相当のポジションが清算され、その大半が買いポジションだった。
市場心理を示す恐怖・強欲指数は42まで低下し、恐怖(Fear)領域に突入。
今回の急落は、ビットコインやイーサリアムが依然として景気敏感なリスク資産としての性格を色濃く残していることを改めて浮き彫りにした。
マクロ経済の不確実性や規制を巡る懸念が払拭されるまでは、仮想通貨市場は当面、神経質な値動きを強いられそうだ。
【1/20ビットコイン価格分析】短期トレンド転換と次なるターゲット

出典:TradingView BTC/USD 日足(2025年4月~現在まで)
ビットコインの価格はは2026年の幕開けとともに、短期トレンドの生命線とも言える20日移動平均線を上抜け、心理的な節目である9万ドルの大台を奪還した。
特筆すべきは、この上昇波が単なる自律反発に留まらず、2025年12月に形成された戻り高値をブレイクした点だ。
これまで継続していた高値切り下げというベアトレンドが否定されたことを意味し、相場が上昇トレンドへ回帰するための強力なシグナルと言える。
オシレーター系指標に目を向けると、RSI(相対力指数)は51近辺を推移しており、ニュートラルな水準を保っている。相場に過熱感は見られず、上値を追うための余力は十分に温存されている状態だ。
今後の展開を占う上で、目下の焦点となるのは現在進行中の調整局面だ。先週末からの反落により、価格は再び20日移動平均線付近まで押し戻されているが、ここが正念場となる。
1月上旬の相場を振り返れば、このラインが強固なサポートとして機能した経緯がある。
今回も同様に底堅い買い需要が確認され、この水準で反発することができれば、調整完了の合図となるだろう。
その場合、ビットコインは9万6000ドルから9万7000ドルのレンジを目指す公算が高い。
投資家にとっては、この20日線での攻防が、強気シナリオ継続の可否を判断する重要な焦点となるはずだ。
【1/20イーサリアム価格分析】下値切り上げによる底打ち確認と反転へのシナリオ

出典:TradingView ETH/USD 日足(2025年4月~現在まで)
日足チャートを詳細に分析すると、イーサリアムは長らく続いた調整局面からの脱出を示唆するシグナルを発している。
2025年8月に4960ドルの高値を記録して以降、相場は長期的な下降トレンドを強いられた。
特に10月下旬、20日移動平均線が100日線を下抜けるデッドクロスが発生したことは、市場のセンチメントを冷やし、戻り売り圧力を決定づける主因となった。
しかし、11月以降のプライスアクションには、潮目の変化が明確に表れている。安値を徐々に切り上げる形が継続しており、下値領域における押し目買い意欲は極めて旺盛だ。
年明け早々に心理的な節目である3000ドルの壁を突破した事実は、短期的な底入れが完了したとの見方を裏付けるものである。
目下の焦点は、直近の反落で試している3180ドル近辺の攻防にある。
ここは短期トレンドの指針となる20日移動平均線が位置しており、強気派にとって絶対に死守すべき防衛ラインだ。
この水準で踏みとどまることができれば、上昇シナリオの蓋然性は高まる。
次は、昨年12月の戻り高値が密集する3450ドルから3500ドルのレジスタンスゾーンをターゲットとしたリバウンド局面への移行が予想される。
【1/20リップル価格分析】トレンド転換を賭けた攻防とサポートラインの真価

出典:TradingView XRP/USD 日足(2025年6月~現在まで)
長らく低迷していたリップルの価格は、2026年の幕開けとともに潮目の変化が起きている。
2025年7月から半年以上にわたり継続していた上値切り下げの下降リズムが、ようやく崩れ始めたためだ。
特筆すべきは、これまで強固なレジスタンスとして機能していた20日および100日移動平均線を、一時的とはいえ実体ベースで上抜けた事実である。
これは単なるショートカバーの範疇を超え、需給バランスにおける構造的な変化を示唆する重要な初期シグナルと捉えるべきだろう。
しかし、直近のプライスアクションには警戒が必要だ。
一度ブレイクした20日移動平均線を再び下回り、足元では1.87ドル付近まで押し戻されている。
テクニカル面を見ると、RSIは43近辺で推移。売り圧力の残存を感じさせるものの、売られすぎ・買われすぎの過熱感はないフラットな状態にある。
当面の最大の焦点は、1.85〜1.90ドルの価格帯で売りを吸収し、底堅さを示せるかどうかに集約される。
この水準での値固めに成功すれば、調整一巡後の再上昇に向けたセットアップが整い、トレンド転換への期待が高まるはずだ。
逆に、この防衛ラインを割り込む展開となれば、底打ち判断は時期尚早であったと言わざるを得ない。
その場合は、さらなる下値模索のリスクシナリオを再評価する必要が出てくるだろう。