リップル、ネットワークのブロック生成が一時停止|XRPは微減

Web3.0企業リップル社が開発する「XRP Ledger(XRPL)」は4日、ネットワーク上のブロック生成を一時停止した。
この停止は、ブロック高93,927,173で発生、約1時間後に自動復旧している。
同社のデイビット・シュワルツ最高技術責任者(CTO)は、停止の原因について「コンセンサスの検証結果が公開されなかった。」と説明。ネットワーク上の資産や取引に影響はなく安全であると強調している。
2024年にも2度の障害を経験
リップル社は、特に金融機関同士の迅速かつ低コストな国際送金の実現を目指しており、XRPレジャーはその中核となる基盤技術として機能。
送金では主に、暗号資産(仮想通貨)のリップル(XRP)が使用される。最近では、ドル連動型のステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」も追加された。
同ネットワークは、2024年11月(ノードクラッシュ)と9月(ノード障害)にもネットワーク障害が発生しており、ネットワークの堅牢性に関する懸念を引き起こしてきている。
今回の一時停止の発生により、再び同ネットワークの信頼性や効率性が問われる機会となる可能性がある。
同社は、この問題の根本原因を調査中であり、可能な限り早く詳細な情報を公開する予定だ。
XRPは2ドル半ばを推移
このニュースの後、仮想通貨XRPの価格は、過去24時間ペースで0.2%ほどの下落となっている。
XRP価格は1月、2018年に記録した史上最高値に迫る3.38ドルまでの上昇を見せていた。
この背景には、「仮想通貨推奨派」として知られるドナルド・トランプ氏が米大統領に就任したことや、米証券取引委員会(SEC)との裁判に終結が見えてきたことが主な要因と考えられている。
最近は、ビットコイン(BTC)を含む仮想通貨市場の低迷により、2ドル半ばまで下落している。
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