OKX、WBTCなど人気6銘柄の取引ペアを上場廃止|9月8日から

アルトコイン
仮想通貨ライター
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最終更新日: 

大手暗号資産(仮想通貨)取引所OKXは1日、WBTCやJSTなどを含む12の現物取引ペアを9月8日に上場廃止すると明かした。

対象となるのは6つの銘柄で、これらの仮想通貨の入金はすでに停止されている。

OKX上場廃止の背景と狙い

今回の措置は、OKXが掲げる「流動性の最適化と健全な取引環境の維持」に向けた継続的な取り組みの一環として実施される。

同社の公式発表によれば、上場廃止の理由は、対象銘柄がOKXの定める上場基準を満たさなくなったためとされている。

具体的な基準については明らかにされていないが、取引量や時価総額、プロジェクトの進捗状況などが総合的に評価されたものとみられる。

大手取引所が定期的に上場銘柄を見直し、流動性やコンプライアンスの観点から銘柄を厳選する動きは、業界全体の傾向となっている。

これにより、取引所は運営の複雑性を管理し、潜在的なリスクを低減できる。

一方、市場の代表格であるビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などは高い流動性を持つため、上場が維持される傾向にある。

OKX利用者への影響と今後の対応

上場廃止の対象となるのは、WBTC、JST、BTT、ERN、GLMR、MOVRの6銘柄だ。

未約定の注文を持つ利用者は、北京時間9月8日午後4時までに注文をキャンセルする必要がある。期日までにキャンセルされなかった注文は、システムによって自動的に取り消される。

また、これらの仮想通貨の出金は12月1日午後4時まで可能となっている。OKXは約3ヶ月間の猶予期間を設けることで、利用者が資産を他のプラットフォームや個人ウォレットへ移動するための十分な時間を提供している。

OKXは今回の決定が、特定のセキュリティ懸念や規制措置によるものではなく、あくまで定期的なメンテナンスプロセスの一環であることを強調している。

対象銘柄のプロジェクト活動が停滞していると見なされた可能性を示唆しており、活発な開発が続けられているイーサリアムなどとは対照的な判断となった。

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