マスク氏のドージコイン訴訟棄却|「投資判断根拠にならず」

ミームコイン 仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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米ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所は29日、イーロン・マスク氏とテスラ社に対するドージコイン価格操作訴訟を棄却した

この訴訟は、マスク氏がX(旧Twitter)での投稿や「サタデー・ナイト・ライブ」への出演などを通じてドージコイン(DOGE)の価格を操作し、投資家に大きな損失を与えたと主張するものだった。

原告団は、マスク氏の行動によってドージコインの価値が下落したとして、2580億ドル(約37兆5000億円)という巨額の損害賠償を求めていた。

しかし、ヘラーシュタイン判事はマスク氏のツイートについて「誇大広告であり、事実に基づくものではなく、偽証の対象にもならない」と判断。

さらに「合理的な投資家であれば、これらのツイートを投資判断の根拠にすることはない」と述べ、訴えを退けた。

マスク氏の主張と裁判所の解釈

マスク氏の弁護団は3月31日、この訴訟の棄却を求める申し立てを行っていた。彼らは、原告の主張と2580億ドルの損害賠償要求を「空想的なフィクション」と表現し、訴訟の却下を強く訴えた。

裁判所は、原告がマスク氏のツイートの一部を誤解釈していると指摘した。例えば、マスク氏がドージコインの公式CEOになるという主張や、SpaceX社の宇宙船で物理的なドージコインを月に送るという計画に関する発言などが、誤って解釈されていたという。

ヘラーシュタイン判事は、これらのツイートが「願望的で誇張された表現であり、事実に基づくものではなく、虚偽の可能性もある」と判断。さらに、合理的な投資家がこれらのツイートを証券詐欺の根拠にすることはできないとの見解を示した。

判決の影響と今後の展望

この判決により、マスク氏とテスラ社は巨額の賠償金支払いを免れることとなった。一方で、ドージコインの価格は判決後もほぼ横ばいで推移し、0.10ドル(約14.5円)前後で取引されている

暗号資産(仮想通貨)市場における影響力のある人物の発言や行動が、価格変動に与える影響については今後も議論が続くと予想される。

今回の判決は、ソーシャルメディア上の発言と仮想通貨投資の関係性について、重要な先例となる可能性がある。

投資家にとっては、有名人の発言や行動に惑わされることなく、自己責任のもと慎重な判断を行うことの重要性が改めて浮き彫りとなった。

仮想通貨市場の成熟に向けて、より透明性の高い情報開示や投資家教育の必要性も指摘されている。

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