MoreMarkets、XRP保有者向けに最大20%の利回り提供へ

MoreMarketsは24日、個人投資家を対象とした新たな金融商品XRP Earn Accountの提供を開始した。

これにより、リップル（XRP）の保有者は、自己管理のもとで年間最大20%の利回りを得ることが可能となる。

1/ Introducing XRP Earn Account. Our first yield product is now live.
Over $2.5M already deposited! Earn up to 5% APY on your XRP, while keeping full control of your assets.
Here’s why this is a game-changer for XRP holders. pic.twitter.com/ec4qAcAFHN

— MoreMarkets (@moremarketsxyz) July 24, 2025

これまで機関投資家のみが享受できた高度な利回り生成戦略が、一般のXRP保有者にも開放された形だ。

XRPエコシステムに新たな収益機会

他の多くの暗号資産（仮想通貨）と異なり、リップルには組み込みの利回り獲得メカニズムが存在しない。

そのため、今回のXRP Earn Accountは、XRPエコシステムにとって重要なインフラ開発と見なされている。

この新サービスは、技術的な障壁を取り除くことで参加を簡素化。利用者はロックアップ期間や複雑な設定を必要とせず、手軽に利回り獲得を開始できる。

MoreMarketsは、流動性供給やアルゴリズム取引といった機関投資家レベルの戦略を用いて利回りを生み出すことで、XRP保有者向けの受動的収益機会不足という市場の需要に応える。

規制整備が後押しし、XRPの将来性に影響か

米国の「GENIUS Act」や「CLARITY Act」といった最近の暗号資産関連法の整備は、機関投資家の信頼を高め、MoreMarketsのような製品開発を後押しした要因の一つだ。

PBKMinerのクラウドマイニングなど類似のサービスも存在するが、MoreMarketsは非管理型のセキュリティと透明性で差別化を図る。

利用者は口座開設後すぐに利回りを得ることができ、その収益は毎日、希望する暗号資産で分配される。

アナリストは、このサービスがトークンの実用性を高め、保有者の維持につながることで、リップルの価格に好影響を与える可能性があると指摘する。

この取り組みは、仮想通貨エコシステム内で高度な金融商品を民主化する、大きな転換点となるかもしれない。