ソラナ史上最大、アップグレード「Alpenglow」を賛成98%で可決

ソラナ(SOL)のバリデーターは2日、ガバナンス投票を通じて、ネットワーク史上最も重要とされるAlpenglowアップグレードを賛成98%で可決した。
今回のアップグレードによって、ソラナのコンセンサスアーキテクチャは全面的に刷新される。
従来のProof-of-History(PoH)とTowerBFTメカニズムに代わり、パフォーマンスと耐障害性を高める最新プロトコルが導入される予定だ。
ソラナ史上最大のコンセンサスアップグレード
今回の提案は、開発企業Anzaによって5月に発表され、8月21日から投票が行われていた。
コミュニティ投票には全ステークの52%が参加し、そのうち賛成が98.27%、反対が1.05%と圧倒的多数で可決された。
このアップグレードは、ソラナの歴史において最も重要な技術的変革の一つと位置づけられて、暗号資産(仮想通貨)業界全体からも注目を集めている。
中核となるのは新たなコンセンサスプロトコルVotorだ。
ネットワークの状況に応じて1回または2回の投票プロセスでブロックを確定させる仕組みを採用しており、ブロック最終確定までの時間は従来の約12.8秒からわずか150ミリ秒にまで短縮される見込みだ。
さらに、新しいブロック伝搬メカニズムRotorも導入される。
これはバリデーター間のデータ転送を最小限に抑えることでネットワーク全体の効率を高める設計で、Googleの検索応答時間に匹敵する速度を実現する可能性がある。
こうした技術革新は、ソラナの今後を大きく左右する可能性がある。
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