12月27日の仮想通貨ニュース｜BTC停滞が続く中、金・銀が史上最高値を更新

貴金属市場の金価格は26日、史上最高値を更新し、1トロイオンスあたり4580ドルを超えた。

金と銀が新たな高みに到達

26日の取引で金価格は1トロイオンスあたり4580ドルを突破し、史上最高値を更新した。これに連動して銀も急伸し、79ドルを突破し史上最高値を更新した。

Investing News Networkのレポートによると、今回の上昇は突発的なものではなく、週を通じて続いた安定的な買い圧力の積み重ねによる結果とされる。

23日の時点ですでに金は4511ドル、銀は71ドル台に乗せており、週末にかけて上昇ペースが加速。心理的節目とされる4500ドルを明確に上抜けた。

さらにプラチナも2300ドルを超え、貴金属市場全体へ資金流入が広がっている。

市場関係者は、今回の値動きを短期的な投機ではなく、実需を伴った持続的なトレンドと位置づけている。年末で商いが細る局面でも価格が崩れず、上昇幅を拡大した点は、強い買い需要を示すものだ。

この上昇率は、ビットコイン（BTC）をはじめとする主要デジタル資産と比べても見劣りしない。

背景には、世界的なマクロ経済の不安定化と機関投資家の資産配分の変化がある。地政学リスクの長期化や景気の先行き不透明感を受け、安全資産である貴金属への資金回帰が進んだ。

また、中央銀行の金融政策が法定通貨以外の資産保有を後押しする形となり、貴金属価格の上昇を支えている。

この流れを受け、仮想通貨市場にも再び関心が集まりつつある。

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