イーサリアム価格、4年ぶり4400ドル突破|今後の展開は?
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イーサリアム ETH +0.15%は12日、2021年12月以来初めて4,400ドルを突破した。4年間の調整期間を経ての節目となる。
この価格上昇は、現物イーサリアムETF(上場投資信託)への1日の資金流入額が過去最高の10億ドル(約1,480億円)に達したことを受けて発生した。この流入で価格は1日で5.4%上昇した。
2021年後半に記録した史上最高値4,878ドル(約72万1,944円)には約10%及ばないものの、2025年に入ってからは32%以上の上昇を見せている。
機関投資家の需要増が背景に、イーサリアムの今後は?
テクニカル分析では、4,300ドルから4,430ドルの抵抗帯突破が重要な指標とされていた。上昇三角形と対称三角形のパターンが、強気相場の前兆として確認されている。
大口保有者(クジラ)の動向も上昇に寄与した。1,600万ドル(約23億6,800万円)相当のイーサリアムが取引所に送金されたが、これは長期的なポジションを維持しつつの戦略的な利益確定と解釈されている。
主要な取引プラットフォームで取引量も急増した。イーサリアム関連企業の株式も上昇し、Bitmine Immersion Technologies(BMNR)は1%、FG Nexus(FGNX)は市場前取引で10%値を上げた。
今後の価格予測と市場の展望
今回の高騰は、現物イーサリアムETFを通じた機関投資家からの前例のない需要が主な要因である。今後のスケーラビリティ向上を目的とした「Danksharding」の実装など、ネットワークのアップグレードも投資家の信頼感を高めている。
米国の利下げ観測や暗号資産(仮想通貨)に対する規制の明確化といったマクロ経済要因も市場心理を後押ししている。現在、イーサリアム保有者の97%が利益を出している状況は、短期的なボラティリティのリスクもはらんでいる。
アナリストは、短期的には4,100ドルから4,400ドルの間で価格が安定すると予想している。この水準を突破した場合、次の目標は4,720ドルから4,800ドルとなる。
中期的には、2025年末までに5,500ドルから6,000ドルに達する可能性が指摘されている。一部の長期的な予測では、12〜18カ月以内に7,000ドルを超えるとの見方もあるが、これらは市場の強い勢いが続くことが条件となる。
ビットコインの課題を解決する新星、Bitcoin Hyper(HYPER)に注目

イーサリアムがネットワークのアップグレードで価値を高める一方、元祖暗号資産であるビットコインの課題解決を目指す画期的なプロジェクトが大きな注目を集めている。
それがビットコインのレイヤー2スケーリングソリューションとして開発されたBitcoin Hyper(HYPER)だ。
ホワイトペーパーによると、Bitcoin Hyperは、ビットコインの堅牢なセキュリティを維持しつつ、ソラナ(SOL)の仮想マシン(SVM)を統合することで、ビットコインが長年抱えてきた取引速度の遅さや手数料の高騰といった問題を解決することを目指している。
これにより、決済時間は数秒に短縮され、DeFiやNFT、ゲームといった分野での活用が期待されている。
このプロジェクトへの期待は既に具体的な数字として表れており、現在進行中のプレセールでは、8月12日時点で既に850万ドル(約12億5,800万円)以上の資金調達に成功している。
早期参加者ほど有利な価格で購入できる仕組みが投資家の意欲を刺激し、資金が急速に集まっている。さらに、年率152%を超えるステーキング報酬も提供されており、初期からの支援者に対して非常に魅力的なリターンを用意している。
ビットコインの機能性を飛躍的に向上させる可能性を秘めたBitcoin Hyperは、価格予想なども盛んに見られ、次なる市場の主役候補として、その動向から目が離せない存在となっている。
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