米ビットワイズ、SUIやTRXなど11種類の仮想通貨ETFを申請

暗号資産(仮想通貨)運用大手のビットワイズは12月30日、米証券取引委員会(SEC)に対し、新たに11種類の仮想通貨ETFの承認申請を行った。
スイやトロンなど多岐にわたる銘柄
今回申請されたのは、アーベ(AAVE)やユニスワップ(UNI)、スイ(SUI)、トロン(TRX)などを対象とした戦略ETFだ。
いずれも市場で注目されるアルトコインに分類される。
提出された書類によると、申請対象は合計11銘柄に及ぶ。
上記4銘柄以外の内訳は、Zcash(ZEC)、CC、Ethena(ENA)、Hyperliquid、Near(NEAR)、Starknet(STRK)、Bittensor(TAO)となっている。
特にアーベやユニスワップは、分散型金融(DeFi)の中核プロトコルとして知られており、機関投資家の関心も高い分野だ。
今回の申請により、ビットワイズが提供するデジタル資産エクスポージャーは大幅に拡張される可能性がある。
申請書類によれば、各ETFは資産の約60%を対象となる仮想通貨の現物に直接配分する設計となっている。
残りの40%は、関連する上場取引型金融商品への投資に充てられる。
規制対応を見据えた戦略的構造
このようなポートフォリオ構成は、規制上の制約を意識しつつ、投資家に幅広い市場エクスポージャーを提供する狙いがあるとみられる。
市場環境や流動性に応じて、デリバティブ商品が活用される可能性も示唆されている。
ビットワイズは2017年に世界初の仮想通貨インデックスファンドを立ち上げた企業であり、創業以来この分野に特化した運用を続けてきた。
同社は、複雑で急速に進化する仮想通貨市場を理解するには、専門的な集中が不可欠だとして、他の資産クラスには参入していない。
今回のETF申請は2025年末に行われており、2026年を見据えた戦略的な布石と考えられる。
現時点では、各ETFのティッカーシンボルや運用手数料などの詳細は公表されていない。
今後のSECの判断が、市場拡大の重要な分岐点となりそうだ。