トランプ息子支援ABTC、ビットコイン保有量世界トップ20入り

アメリカン・ビットコイン(ABTC)はこのほど、保有するビットコイン(BTC)が5098BTCに達し、世界の上場企業によるビットコイン保有量ランキングでトップ20入りを果たした。
ABTCは、マイニング企業ハット8(Hut 8)の事業再編を経て設立された企業だ。
エリック・トランプ氏が共同創設者として参画し、ドナルド・トランプ・ジュニア氏も大株主として名を連ねている。
上場後の積極的な蓄積戦略
同社は9月3日にナスダックへ上場して以降、継続的にビットコインの購入を進めている。
今回の報道は、マイニング事業にとどまらず、ビットコイン自体の保有を重要な経営戦略として位置付けている点を明確に示す内容となった。
こうした計画的な蓄積により、仮想通貨エコシステム内における同社の存在感は急速に拡大している。
同社はマイニングと保有の両軸から市場へアプローチしており、従来型のマイニング企業とは一線を画す戦略を展開している。
さらに、トランプ一族との関係性が知名度の向上につながり、市場での注目度を高める要因となっている。
株価の乱高下と市場環境
一方で、同社の株価はビットコイン市場の値動きと強く連動している。収益の多くをビットコインの保有や売却に依存しているため、価格変動による影響を受けやすい構造にある。
実際、発表の数日前となる3日には、株価が30分足らずで半値以下まで急落した。この急変動により一時的に取引が停止され、市場に大きな影響を与えた。
報道では、株主構成に個人投資家の割合が高い点が、株価の変動幅を拡大させる要因として挙げられている。こうした不安定な相場環境の中でも、同社はビットコインの蓄積方針を維持している。
企業としてのビットコイン保有を強化する姿勢は、株価変動リスクへの対応策の一つと位置付けられる。
具体的な利回りの数値は明らかにされていないが、同社は上場以降、BTC利回りを継続的に報告している。
これらの動向は、今後の仮想通貨市場を分析する上で注目すべき要素となっている。