リップル・カルダノより早く10ドル到達が期待される厳選3銘柄

暗号資産（仮想通貨）のリップル（XRP）とカルダノ（ADA）は11月、月初来それぞれ180％以上、190％の上昇を見せた。執筆時点の価格は1XRP＝1.45ドル、1ADA＝0.99ドルと、両トークンともに10ドルを超えるまでには至っていないが、安定した推移を見せている。

10ドル到達が期待される銘柄3選

このような状況の中で投資家の関心は、低価格からの上昇が見込まれるコインに移りつつある。急騰が期待できるドージコイン（DOGE）や、1ドル未満ながらも実用性を持つステラルーメン（XLM）、Crypto All-Stars（STARS）などが代表例だ。

ドージコイン（DOGE）

ドージコイン DOGE 2.37%は、元々ジョークとして作られたミームコインだったが、現在では仮想通貨市場の時価総額で7位に位置するコインへと成長を遂げた。執筆時点の価格は1DOGE＝0.4ドル、過去1ヶ月で約166％の上昇となっている。

米国大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利後、同コインの価格は急上昇。11月頭は0.2ドル前後で推移していたトークン価格が、約0.4ドルまで急騰。現在も、その水準を保っている。

ドージコインは、有名起業家のイーロン・マスク氏のお気に入り銘柄としても知られている。同氏は、トランプ政権の政府効率化省（通称：DOGE）にも関わるとされており、米国政治の動向がドージコインの価格にも影響する見込みだ。

またマスク氏は、自社プラットフォームX（旧Twitter）での決済機能としてドージコインの導入を検討している。このような流れを背景に、ドージコインは25日、オプション取引残高が40億6000万ドルに達し、過去最高を記録した。

ステラルーメン（XLM）

ステラルーメン XLM 4.58%は、国際送金に特化した個人ユーザー向けのコインだ。現在価格は1XLM＝0.48ドル、過去1ヶ月で約435％の上昇を見せている。その実用性から、仮想通貨市場の時価総額では14位となっている。

同コインは22日頃まで0.25ドル前後を推移していたが、その後急騰。200%近く上昇し、現在は0.5ドル前後で推移を続けている。トランプ政権による仮想通貨の規制緩和や、米証券取引委員会（SEC）のゲイリー・ゲンスラー現委員長の退任報道が影響したと見られる。

ステラルーメンはリップルと関連度の高い銘柄としても認知されており、価格変動に影響した形だ。リップルはゲンスルー氏の退任報道を受け、大きく価格を伸ばした。

ステラ開発財団の共同創設者であるジェド・マケーレブ氏は24日、「ステラルーメンは最も過小評価され、最も理解されていないプロジェクトだ」と投稿。今後も金融機関や規制機関と連携しながら、金融システムを構築していく見込みだ。

Crypto All-Stars（STARS）

Crypto All-Stars（STARS）は独自のプロトコル「MemeVault」を開発し、現在までに640万ドル以上の資金調達を成功させている。MemeVaultは、複数のコインを1つのプラットフォームでステーキングできるシステムだ。投資家はドージコイン、ぺぺコインなどのミームコインを、異なるプラットフォームを経由することなくステーキングできる。

現在、分散型金融（DeFi）が再び注目を浴びており、全ブロックチェーン上でロックされた総価値（TVL）は1190億ドルを超えた。Crypto All-Starsは、ミームコインとDeFiを結びつけるプロジェクトとして、市場関係者の注目を集めている。

トランプ政権による仮想通貨の規制緩和への期待などを背景に、同コインの先行セールは獲得資金を伸ばしている。なお、先行セールは12月20日で終了予定。現在価格は1STARS＝0.0016782ドル。

Crypto All-Stars公式サイト｜X（旧Twitter）｜Telegram

免責事項：暗号資産は高リスクの資産クラスです。本記事は情報提供のみを目的とし、投資アドバイスを構成するものではありません。資金の一部または全額を失うリスクにご注意ください。