Xに仮想通貨や株価の追跡機能を導入か|スーパーアプリ化構想
ソーシャルメディアプラットフォームのX(旧Twitter)は11日、タイムライン上で直接暗号資産(仮想通貨)や株式の価格追跡が可能になる新機能を導入を計画していると明かした。
Xのニキータ・ビアプロダクト責任者は、「スマート・キャッシュタグ」と呼ばれるこの新機能について明らかにした。同氏によると、タグをタップすることで、リアルタイムの価格データと関連する投稿を同時に表示できるようになるという。
これにより、ユーザーはXのプラットフォームを離れることなく、市場データを確認しながら議論に参加することが可能になる。
スーパーアプリ化への戦略
今回の機能追加は、イーロンマスク関連の動向でも注目される、同氏が掲げる「スーパーアプリ」構想に沿ったものだ。
Xは単なるソーシャルメディアを超え、金融サービスを含む多機能プラットフォームへの進化を目指している。
プラットフォーム上では既に、トレーダーや投資家による活発な議論が行われている。価格追跡機能を埋め込むことで、Xは金融市場に関する議論の中心地としての地位を強化する狙いがある。
また、この動きは広告以外の収益源を多様化させる戦略の一環でもある。金融データサービスを将来的に有料プラン「X Premium」に組み込む可能性も視野に入れているようだ。
対象銘柄と今後の展望
この新機能の具体的なリリース日は明らかにされていないが、現在テスト段階にあるとされている。
対象となる資産には、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要な仮想通貨が含まれる見込みだ。
また、AppleやTeslaといった主要な株式銘柄もサポートされる予定だ。
X関係者は、公式発表や機能の利用可能性を確認してから取引判断を行うようユーザーに呼びかけている。
ソーシャルメディアと金融サービスの融合が進む中、Xはこの新機能により、ユーザーの情報ニーズを単一のエコシステム内で満たすことを目指している。