東証上場TORICOがイーサリアム追加購入、総保有400ETH超に

イーサリアム(ETH)
暗号資産ジャーナリスト
監修
最終更新日: 

『漫画全巻ドットコム』などを運営する東証上場企業TORICOは13日、暗号資産(仮想通貨)投資事業の一環として、イーサリアム(ETH)を追加購入したと明かした。

今回は、約1億円の自己資金を投じて202.6939 ETHを購入。平均取得単価は1ETHあたり49万3354円でとなっている。

同社は2025年12月25日にも約1億円分のETHを購入しており、今回が2回目の取得となる。これにより、同社のETH総保有量は419.5195 ETHとなり、累計取得金額は約2億円に達した。

イーサリアム選定の理由

TORICOは当初ビットコイン(BTC)への投資を計画していたが、投資対象をETHに変更した経緯がある。

この戦略転換には、Web3関連企業Mint Townとの資本業務提携が深く関わっている。

Mint Town代表であり、gumi元CEOの國光宏尚氏は、ETH選定の理由として「トレジャリー2.0」への進化を挙げている。

これは資産を単に保有するだけでなく、運用益を生み出すことを指す。

國光氏は、ETHには保有するだけでキャッシュフローを生む機能があると指摘。同社はこの特性を活かし、「貯めるトレジャリー」から「稼ぐトレジャリー」への質的転換を目指している。

資金調達に関しては、第三者割当増資などを通じて総額約8億2100万円をETH購入に充てる計画だ。当初の予定を前倒しし、まずは手元資金を活用して購入を開始している。

今回のイーサリアム購入は、このような同社の動きの一環だ。

財務基盤の強化と今後の展望

TORICOは「日本一のイーサリアム運用会社」を目指すというミッションを掲げている。単なる売買益だけでなく、ステーキング等を活用して安定収益の確保を図る。

同社の主力である電子商取引(EC)事業は、特定のヒット作に業績が左右されやすい課題がある。

2026年3月期は営業赤字が予測されており、仮想通貨事業は財務基盤強化の重要な柱となる。

市場は同社の新たな取り組みに敏感に反応している。最初のETH購入を発表した際には、株価がストップ高となるなど投資家からの注目度は高い。

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