【1/14ビットコイン価格分析】9.5万ドル回復、日足に反発兆候発生

ビットコイン(BTC) 価格分析
暗号資産アナリスト
監修
最終更新日: 
免責事項:本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。

ビットコイン(BTC)は14日、前日比4.4%高の9万5174ドルで推移している。

前日は一時、9万950ドルから9万5800ドルまで大きく振れる荒い値動きとなったが、取引終盤にかけては買い戻しが優勢となり、底堅さを示した。

主要アルトコインもビットコインに追随する展開となっている。

イーサリアム(ETH)は前日比7%高の3316ドルまで上昇し、リップル(XRP)も5.6%高の2.17ドルまで値を戻した。

今回の価格形成で注目すべき点は、暗号資産(仮想通貨)市場が金融政策と規制環境という二つの政策要因に再び強く左右される局面に入りつつあることである。

ディスインフレ進行で利下げ観測が再燃

マクロ経済面では、米労働省が発表した12月の消費者物価指数(CPI)が市場のリスク選好度を押し上げた。

総合CPIは前年同月比2.7%上昇、食品・エネルギーを除くコアCPIは同2.6%上昇となり、インフレ鈍化の流れが改めて確認された。

市場では現在、ジェローム・パウエルFRB議長の任期終了が見込まれる5月以降、6月からの利下げ開始をメインシナリオとして織り込みが進んでいる。

先物市場では4月利下げの確率も約40%まで上昇しており、年内2回の利下げ観測が相場の下支え要因となっている。

トランプ大統領がインフレ率を「非常に低い」と評し、さらなる低金利を求めた発言も、ビットコイン価格の上昇に寄与した。

制度整備期待がビットコイン相場押し上げ

もう一つの材料は、ワシントンで進む仮想通貨規制の枠組み整備だ。

月曜遅く、米上院議員らは仮想通貨を証券かコモディティ(商品)として区分する法案草案を公表した。

同法案では、米商品先物取引委員会(CFTC)に現物市場の監視権限を拡大する方針が盛り込まれている。

特に注目されるのがステーブルコインに関する規定で、保有に対する利払いは禁止する一方、活動に基づく報酬は認める内容となっている。

木曜日には上院銀行委員会での審議が予定されているが、中間選挙を控えた政治情勢を背景に、成立には慎重な見方も根強い。

それでもSECのポール・アトキンス委員長が「仮想通貨にとって重要な一週間」と位置付けたように、規制の不透明感が後退するとの期待がビットコイン相場を押し上げた。

一方、14日(水)に予定される最高裁の関税判断を控え、短期的なボラティリティは高止まりする可能性がある。

インフレ鈍化が停滞しFRBがタカ派姿勢を維持する場合や、規制法案が選挙イヤーの政治力学によって停滞した場合、足元の反発基調は脆弱となりかねない。

9万5000ドルのサポートラインを維持できるか、悪材料が浮上した局面でも買い圧力が継続するかが、次のトレンドを左右する焦点となりそうだ。

【1月14日ビットコイン価格分析】週足は正念場、日足に回復の兆し

ここからは、1月14日時点のビットコイン(BTC)相場をテクニカル面から分析し、現在の位置づけと今後のシナリオを予想する。

週足:長期上昇トレンドの正念場

BTC週足チャート

出典:TradingView BTC/USD 週足(2022年~現在まで)

大局的な週足チャートを俯瞰すると、2023年秋に形成された20週・100週移動平均線のゴールデンクロス以降、基本的な上昇構造は崩れていない。

しかし、足元の価格推移が短期的な勢いを示す20週移動平均線を下回っている点は、上昇モメンタムの一時的な減退を示唆しており、楽観視は禁物だ。

長期トレンドを占う上で最大の焦点となるのは、8万6000ドル近辺に位置する100週移動平均線の攻防となる。

過去の調整局面においてもサポートとして機能してきたこの水準は、強気相場における生命線といえる。

目先はこのライン上で下げ止まり、反発の足場を固められるかが、長期的な上昇シナリオを維持するための分水嶺となるだろう。

日足:底堅さの確認と新たな上昇波の兆し

BTC日足チャート

出典:TradingView BTC/USD 日足(2025年6月~現在まで)

一方、より短期的な視点である日足レベルでは、地合いの好転が鮮明だ。

年明け以降、短期トレンドの目安となる20日移動平均線をブレイクし、心理的節目である9万ドル台を回復した動きは、昨秋から続いた上値の重さが払拭されつつあることを物語っている。

先週の下落局面では20日線付近まで調整したものの反発し、その後も9万ドル台を維持している事実は、同水準における押し目買い意欲の強さを裏付けている。

RSI(相対力指数)も65近辺まで上昇し、過熱感を伴わずに買われている健全な状態だ。

さらに、前日の価格上昇によって2025年12月の戻り高値を更新し、約2ヶ月ぶりの高値水準を回復した点は重要だ。

これは調整フェーズの終了と、新たな上昇波の発生を強く示唆している。

目先の障壁となるのは、100日移動平均線が走る9万7100ドル~9万7300ドル付近のレジスタンスゾーンだ。

この水準を実体ベースで明確に上抜けることができれば、いよいよ10万ドル回復への道が開かれることになる。

ビットコイン相場展望の要点

  • 長期サポートの死守: 週足レベルでは8万6000ドル(100週線)が最終防衛ラインであり、ここを維持できるかが長期上昇トレンド継続の条件となる。
  • 短期トレンドの転換: 日足では9万ドル台の回復と20日線での下ヒゲ反発により、地合いは好転。調整局面からの脱却が濃厚となっている。
  • 10万ドルへの道筋: 直近のターゲットは9万7000ドル台の100日線突破。これをクリアすれば、心理的節目である10万ドルへのトライが現実味を帯びる。

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