スイ（SUI）、ドバイVARAと提携でWeb3スタートアップ支援

レイヤー1ブロックチェーンプラットフォームのスイ（SUI）は2日、ドバイの仮想資産規制当局（VARA）との戦略的パートナーシップを発表した。

この提携により、中東地域でのWeb3スタートアップ支援と人材育成を推進する。

スタートアップ支援と規制ガイダンスの提供

中東からのビッグニュース🇦🇪 Sui はドバイの仮想資産規制局「VARA（@varadubai）」協力してスタートアップをサポートし、地元の才能を育成し、仮想資産エコシステムを一緒に成長させることを誇りに思っています。

VARAの公式ブロックチェーンパートナーになれたことに感謝📰https://t.co/KdaymCw94D

— Sui Japan🇯🇵 (@SuiNetwork_JP) June 5, 2025

今回の提携では、Web3スタートアップへの包括的な支援が主要な目標となっている。

スイとドバイ当局は、アドバイザリーサービスの提供や簡素化されたコンプライアンス手続きを通じて、新興プロジェクトの参入障壁を低減する計画だ。

VARAの関与により、透明性のあるガイダンスが提供され、イノベーションと適切な監督のバランスが取られる。

ドバイは暗号資産（仮想通貨）市場の健全な発展を目指しており、今回の提携はその一環と見られる。

この取り組みは、複雑な規制要件への対応という課題に直面するスタートアップにとって重要な支援となる。

SuiHub MENAが地域拠点として機能

スイ財団が支援するSuiHub MENAが、このパートナーシップの運営拠点として機能する。

地域ハブは開発者支援とエコシステム発展に焦点を当て、中東・北アフリカ地域での技術的・規制的専門知識の育成を目指す。

特に分散型金融（DeFi）分野でのイノベーション創出が期待されている。

両組織は共同でラウンドテーブルイベントを開催し、スタートアップと規制当局間の対話を促進する予定だ。

このような取り組みにより、政策研究の共有と経済的影響評価を通じて、ドバイの世界的なデジタル資産ガバナンスランキング向上を目指している。

この提携は、主要ブロックチェーンプラットフォームとの協力を通じて、ドバイをWeb3イノベーションの規制モデルとして確立するVARAの広範な戦略の一環である。

これにより、多くの新しい仮想通貨がドバイから生まれる可能性が高まる。