Sui基盤DEX「Momentum」、ローンチ7ヶ月でTVL5.5億ドル突破

Sui基盤の分散型取引所(DEX)であるMomentumは3日、2025年3月のベータ版ローンチから7ヶ月で総預かり資産(TVL)が5億5000万ドルに達した。
Momentumは、Suiブロックチェーン上にネイティブに構築されたDEXである。
Moveベースのスマートコントラクトを活用し、超高速かつ低コストの取引と水平方向のスケーラビリティを実現する。
暗号資産(仮想通貨)の流動性提供を前提に、集中流動性モデルを採用する。
同プロジェクトは急速に成長し、「Suiにおける中核的な流動性レイヤー」として存在感を高めている。
10月10日の発表ではTVLが5億5000万ドルを超え、CryptoRankのレポートでは10月30日時点の取引高が260億ドル(約4兆円)を突破した。
ガバナンスはveMMTを軸に構成されている。
「Bricksリワードシステム」などを通じ、トークンローンチ前からアクティブなトレーダーや流動性提供者に報酬を提供している。
急成長を支える複数の要因
基盤となるSuiブロックチェーンの性能が追い風となった。CryptoRankは「Suiエコシステムは高い処理能力と低遅延で、高速な取引に適する」と指摘している。
集中流動性モデルも寄与した。ホワイトペーパーは「流動性提供者は取引手数料に加え、プロトコルのインセンティブや助成金から報酬を得る。
変動が小さい局面でも流動性を引き付け、維持する」と説明する。
コミュニティ施策も拡大を後押しした。「Bricksリワードシステム」や、初期利用者のロイヤルティを醸成した「HODL」「WAGMI」キャンペーンを展開。
WormholeやOKXウォレット統合によりクロスチェーン接続を強化し、NTT対応資産のサポートも先行した。
トークン発行とAI分野への進出
MomentumはMMTトークンのTGEに向け準備を進める。
Buidlpadでコミュニティ向け提供を行い、目標調達額は450万ドル。フェアローンチ構造で実需ユーザーを優先する。
Buidlpadで購入されたトークンはTGE時に全量ロック解除され、即時に所有権が付与される。
また、Sui仮想通貨領域のAIインフラ構想「DeAgentAI」への戦略的資金も確保し、AIを用いた流動性管理の高度化を図る。
Momentumは「AIとDeFiの交差点」に立ち、インテリジェントなマルチチェーン流動性管理の基盤構築を進める。
拡大するSuiエコシステムの流動性レイヤーとなることを目標に、プロダクトとコミュニティの両面で成長を継続する方針だ。