SOL/ETH比率が高値更新、ソラナ系の新しい仮想通貨に活況も
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暗号資産(仮想通貨)のソラナ(SOL)とイーサリアム(ETH)の相対的なパフォーマンスを反映するSOL/ETH価格比率はこのほど、日次終値ベースで過去最高値を更新した。
これは、SOLは最近の1週間で10%以上価格が上昇する一方、ETHが同程度下落したことが要因で起こっており、投資家がソラナに対してより強い信頼を寄せていることを示唆している。
また、ETHとビットコイン(BTC)の価格比率も、2020年初頭以来の最低値にまで下落している。
ソラナとイーサリアムの対照的な価格動向
ソラナ価格の上昇にはまず、エコシステムへの戦略的投資が影響している。
不動産テック企業ジャノーバーは最近、ソラナのエコシステムに大規模な投資を行い、これがソラナの価格を一部の期間で約8%押し上げる要因となった。
また、ソラナベースの上場投資信託(ETF)への関心の高まりや、「ファイアダンサー」アップグレードなどのスケーラビリティ改善への期待も高まっている。
一方イーサリアムは、次期アップグレード「ペクトラ」の準備を進めている。このアップグレードは改善を約束する一方で、不確実性ももたらしている。
イーサリアムのヴィタリック・ブテリン共同創業者が、将来のアップグレードを加速させるとのコメントを発表したが、これが価格の変動性を高める可能性もある。
ソラナ系の新しい仮想通貨にも注目
ソラナの急成長に伴い、そのエコシステム内で新しい仮想通貨プロジェクトも注目を集めている。
一例としてSolaxy(SOLX)は、ソラナブロックチェーン上に構築された初のレイヤー2ソリューションとして、ネットワーク混雑やトランザクション失敗などのソラナの長年の課題を解決しつつ、その速さと低手数料という強みを維持することを目指している。
また、イーサリアムとソラナのエコシステムを接続するマルチチェーン体験の提供も計画しており、ユーザーはイーサリアムの豊富な流動性とソラナの高速取引能力を同時に活用できるようになる。
現在、SOLXトークンの事前販売では、3000万ドル近くの資金を調達し、「ソラナ版Arbitrum」となることが期待されている。