OKXトップ、2025年10月暴落の原因はバイナンスと名指し批判

仮想通貨
暗号資産ライター
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暗号資産(仮想通貨)取引所OKXのスター・シューCEOは1月31日、2025年10月10日に発生した市場暴落について、バイナンスによるUSDeの不適切な販促が原因だったと発言した。

同氏は、リスク警告なくUSDeを担保資産として推奨したことが約191億ドルの清算連鎖を引き起こしたと主張。

業界内では反論も相次ぎ、原因をめぐる対立が激化している。

USDeを用いた「レバレッジループ」の危険性

シュー氏が問題視したのは、USDeを介したレバレッジの連鎖構造だ。

同氏はXで「複雑さも偶然もない。10月10日は特定企業の無責任なマーケティングキャンペーンが原因だ」と断じた。

バイナンスは2025年9月、Ethena Labs発行のUSDeに年率12%の利回りを提供するキャンペーンを開始。

ステーブルコインのUSDTやUSDCと同等の担保資産として扱い、適切なリスク区分を設けなかったとされる。

ユーザーはUSDeを担保にUSDTを借り入れ、再びUSDeに交換するサイクルを繰り返し、見かけ上の年利は24%から70%以上に膨張。

市場のボラティリティが高まった瞬間、USDeはバイナンス上で一時0.65ドルまで急落し、連鎖的な清算が発生した。

被害はFTX破綻時より深刻との見方も示した。

バイナンス側の反論と業界の分断

バイナンス側はシュー氏の主張を全面的に否定。

同社は暴落の原因をトランプ政権による対中関税引き上げなどマクロ経済ショックに帰し、過剰レバレッジ状態にあった市場が流動性枯渇と相まって崩壊したと説明した。

ドラゴンフライのハシーブ・クレシアナリストは「USDeの価格乖離はバイナンスのみで発生したが、清算連鎖は全取引所で起きた」と反論。

シュー氏の主張を「ばかげている」と一蹴した。

バイナンスのチャンポン・ジャオ創設者もドラゴンフライはOKXの大口投資家だと示唆したが、シュー氏はこれを否定している。

仮想通貨業界における10月暴落の原因究明は、依然として決着を見ていない。

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