香港でステーブルコイン条例が施行|ライセンス申請の受付開始

仮想通貨規制
暗号資産ライター
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香港金融管理局(HKMA)は30日、法定通貨に連動するステーブルコインの発行者に対するライセンス制度を本格運用した。

発行者には最低2500万香港ドルの資本金が求められ、利用者からの換金要求には1営業日以内に額面通りの価格で応じる義務が課される。

最初のライセンス交付は2026年初頭の見通し。

厳格な発行要件と投資家保護

HKMAの公式ページによると、規制対象は法定通貨に価値が連動する「法定通貨参照ステーブルコイン(FRS)」だ。

香港内でFRSを発行する場合、または香港ドルに連動するFRSを海外で発行する場合には、HKMAからのライセンス取得が義務付けられる。

認可を受けた発行体のステーブルコインのみが、香港の一般投資家向けに販売可能となる仕組みだ。

ライセンス申請者には、発行額と同額以上の質の高い流動性資産による裏付けが必須。

裏付け資産は現金や短期国債などに限定され、リスクの高い資産は認められない。

本人確認(KYC)の徹底や高い参入障壁により、業界内では世界でも最も厳格な規制の一つとの評価も出ている。

ライセンス交付の見通しと市場への影響

条例は2025年8月1日に施行され、HKMAは約80社から申請への関心表明を受けている。

審査が順調に進めば、2026年初頭にも最初のライセンスが交付される見通しだ。

既存の発行者に対しては経過措置が設けられ、2025年10月末までに申請を行えば2026年1月末まで事業を継続できる。

香港政府はイノベーションの促進と規制のバランスを取りながら、国際的な金融ハブとしての地位強化を図る。

今後は暗号資産(仮想通貨)取引やカストディ業務に関する規制枠組みも立法会に提出される予定。

仮想通貨の税金など、国境を越えた税務情報の自動交換は2028年に開始される見込み。

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