マイクロストラテジー、ビットコイン約7000億円を追加購入

米ナスダック上場企業のマイクロストラテジーは18日までに、約46億ドル(約7088億円)相当のビットコイン(BTC)を追加購入した。1回の取引としては、同社にとって過去最大規模の購入となる。
今回の購入により、同社のビットコイン保有総額は約4.6兆円に達した。
マイクロストラテジーが、過去最大規模のビットコイン購入
マイクロストラテジーは11月11日から17日にかけて、5万1780BTCを購入。同社の総保有量は33万1200BTCとなり、上場企業として世界最大のビットコイン保有者としての地位を強化した。
同社が購入した全ビットコインの平均取得価格(1BTCあたり)は4万9874ドルで、現在の価格から試算される含み益は、2兆円を超える規模に達している。同社のセイラー会長によると、現在保有しているビットコインの総額は、33万1200ビットコイン(約4.6兆円)に達するとのことだ。
同社は2020年8月に、初めてビットコインを購入。以降、ビットコインを主要な準備資産と位置付け、定期的に買い増しを続けている。
ビットコイントレジャリーズのデータによれば、マイクロストラテジーは企業として世界最大のビットコイン保有者となっている。

マイクロストラテジーの株価も上昇
同社の株価は現在384.79USD(約5万9000円)となっており、年初来で500%を超える上昇を示している。ビットコインの上昇率を、大きく上回るパフォーマンスだ。

同社のセイラー氏は、ビットコイン価格が現在の水準からさらに上昇すると予測。「6万ドルや3万ドルには戻らない」と強気な見通しを示している。
同社は「21/21計画」と呼ばれる資金調達戦略をとっており、210億ドルは株式、210億ドルは債券で調達する予定だ。財務準備資産としてビットコインをさらに購入し、高い利回りを目指すとのこと。
また米国証券取引委員会(SEC)に提出されたレポートによると、資産運用会社によるマイクロストラテジー株の購入も進んでいる。
世界第2位の運用会社バンガード・グループとキャピタル・インターナショナル・インベスターズは、それぞれ約1600万株を購入した。その他にもモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカなど、伝統的な金融機関の参入が目立つ。
企業による仮想通貨資産の採用が加速
暗号資産(仮想通貨)市場が強気相場を見せる中、企業による仮想通貨の採用が加速している。カナダの資産運用会社Spirit Blockchain Capital社は、ドージコイン・ホールディングスの買収を発表。ドージコインの本格採用に動いている。
また日本の投資会社メタプラネットは、ビットコインを戦略的財務準備金としてポートフォリオに組み込む計画を立てている。18日にはビットコインの追加購入に向け、同社の普通社債17億5000万円分の発行を発表した。