MARA、5月のビットコイン採掘量が950BTCに急増|前月比35%増

ビットコイン(BTC)
暗号資産ライター
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ビットコイン(BTC)マイニング企業のマラソンデジタルホールディングス(MARA)は3日、2025年5月のビットコイン採掘実績を発表した

同社は5月に950BTCを採掘し、4月の実績から35%増加した。

この成果により、MARAの総ビットコイン保有量は4万9179BTCに達している。同社は当月中にビットコインの売却を一切行わず、長期保有戦略を継続している。

採掘効率の大幅向上

MARAの採掘実績向上は、複数の要因によるものだ。同社のハッシュレートは5月に58.3EH/s(エクサハッシュ毎秒)に達し、4月の57.3EH/sから2%上昇した。

特に注目すべきは、同社が運営するMARAプールの優秀な成績だ。このプールは「ブロック報酬の幸運」により、ネットワーク平均を10%以上上回る効率を実現した。

5月中に282個のビットコインブロックを採掘し、4月から38%増加している。

収益構造を見ると、取引手数料は全収益の1.5%に留まり、大部分はブロック報酬が占めている。これは、MARAの採掘事業がネットワークの基盤的な報酬システムに依存していることを示している。

HODL戦略とリスク要因

MARAは「完全なHODL」戦略を採用し、採掘したビットコインの売却を避けている。この方針により、同社は長期的なビットコイン価格上昇の恩恵を最大化することを目指している。

一方で、同社の保有ビットコインの一部は貸し出しや担保として利用されており、潜在的な金融リスクも存在する。

MARAは戦略的な取り組みの一環として、保有するビットコインを担保や証拠金として活用する方法を模索している。

5月の282ブロック採掘は、MARAの過去の月間平均を大幅に上回る成果となった。これは、マイニングにおける「運」の要素が結果に大きく影響することを改めて示している。

同社は今回の記録的な成果を足がかりに、さらなる事業拡大を計画している。この拡大戦略には、最新のマイニング技術の導入や、暗号資産(仮想通貨)市場の変動に対応するためのリスク管理強化が含まれるだろう。

投資家は、同社の動向とともに、信頼できる仮想通貨取引所の情報にも注意を払うことが求められる。

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