日本初ステーブルコインJPYC発行|関連株22%急騰、新興コイン波乗り
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JPYC株式会社は27日、日本初となる日本円建てステーブルコインJPYCの正式発行を開始した。
発行に合わせて専用プラットフォーム「JPYC EX」も公開され、発行および償還の受付が可能となった。
3チェーン対応、日本初ステーブルコイン本格始動
JPYCは、イーサリアム(ETH)、アバランチ(AVAX)、ポリゴン(POL)の3つのブロックチェーンに対応する。
今後、対応チェーンは順次拡大していく予定だ。
ステーブルコインは法定通貨に価値を連動させることで価格安定性を実現した暗号資産(仮想通貨)であり、JPYCは日本円と1対1の価値を持つ。
従来の仮想通貨と異なり価格変動が抑えられるため、決済や送金手段としての利用が期待されている。
JPYC社の岡部典孝代表は「通貨史に残る分岐点」とリリースで述べており、日本のデジタル金融市場における重要な節目となっている。
出資企業の株価が軒並み上昇
JPYCへの出資企業の株価は発行当日に大きく上昇した。
アステリアは前日終値1344円から22%上昇し、ストップ高の1644円をつけた。
同社はJPYCの決済データをノーコードで連携できる「JPYCアダプター」を開発すると発表している。
企業間取引の効率化に向けてエコシステム内で重要な役割を担う。
電算システムホールディングスは自治体や企業向けの決済インフラを手がける企業で、27日の取引では前日終値3605円から約11%上昇し4015円で取引を終えた。
ベンチャー投資や広告事業を展開するユナイテッドも前日終値528円から546円まで上昇した。
関連テーマ銘柄にも買いが波及
JPYCと直接の資本・業務関係はないものの、ブロックチェーンやデジタル資産関連のテーマ株として買われた銘柄も目立った。
証券取引システムやブロックチェーン決済プラットフォームを開発するインタートレードは、前日終値786円から急伸しストップ高の936円をつけた。
デジタルマーケティング事業からWeb3金融領域へと事業を拡大するSpeeeは、三菱UFJ信託銀行のProgmatプロジェクトに技術パートナーとして参画。
同日の株価は前日終値2408円から約12%上昇し2700円で引けた。
金地金販売が主力で、子会社を通じ金価格と連動する暗号資産も手掛けるunbankedは前日終値452円から高値477円まで上昇した。
JPYC発行で仮想通貨市場も活性化、今話題の新興コイン

JPYC発行をきっかけに仮想通貨市場も活性化している。
イーサリアムやソラナ(SOL)といった主要ブロックチェーンを活用した新しい仮想通貨が次々と登場しており、投資家の関心も高まっている。
そうした中で注目されているのがBitcoin Hyper(HYPER)だ。
ソラナチェーン上で展開され、ビットコイン(BTC)のセキュリティとソラナの高速処理を融合したレイヤー2プロジェクトとして位置付けられる。
Bitcoin Hyperはビットコインの送金速度の遅さや手数料の高さといった課題を解決するために誕生した。
プレセール段階では1トークンあたり0.013ドル前後で推移しており、総供給量は210億トークンとされている。
すでに大口投資家による数万ドル規模の購入が複数確認されており、プレセールでは2500万ドル以上の資金調達に成功した。
2025年10月にビットコイン最高値を更新したことで、関連プロジェクトとしてBitcoin Hyperへの資金流入が加速している状況だ。
今回のJPYC発行をきっかけに、出資企業だけでなく関連テーマ銘柄にも資金が集まった。
ステーブルコインを軸としたデジタル金融市場の広がりが、日本株市場にも波及し始めている。
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