ハイパーリキッド、米ドル連動ステーブルコインUSDHを発行へ

分散型デリバティブ取引所のハイパーリキッドは5日、独自の米ドル連動型ステーブルコインUSDHを発行する計画を明らかにした。
このステーブルコインは、ハイパーリキッドにとって最適な、準拠性の高い米ドル連動型として位置づけられている。発行にあたり、同社は異例の競争入札方式を採用する。
独自のステーブルコイン発行に向けた競争入札
ハイパーリキッドの発表によると、ステーブルコイン発行企業のPaxos、Frax Finance、Agora、そして新チームのNative Marketsが、USDHの発行権を巡って競合する。USDHの展開に関心のあるチームは提案書を提出でき、バリデーターの定足数によって選ばれる仕組みだ。
ハイパーリキッド財団は「選ばれたプロジェクトは、ハイパーリキッドと互換性のあるネイティブステーブルコインUSDHを発行する権利を得る」と説明している。ハイパーリキッドがブランドとUSDHトークンを提供し、選ばれたチームが発行と運用を担当する。
このアプローチは、同社の独自アルトコインであるUSDHが他のチェーンからブリッジされる独立した存在ではなく、ハイパーリキッドインフラの中核要素となる点で従来モデルと異なる。
参加企業の一つであるPaxosは、USDHが米国のGENIUS法と欧州のMiCA規制に準拠するよう設計されていると明らかにした。
選定プロセスでは、バリデーターの承認を得た後も、選ばれたチームは展開前にガスオークションに勝つ必要がある。
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