フィナンシェ、ソラナ最大手Jupiterと技術連携 ｜RWA拡大へ

株式会社フィナンシェは25日、同社が運営するWeb3プラットフォームFiNANCiEと、ソラナ（SOL）ブロックチェーン上のDEXアグリゲーターであるJupiterが技術連携したことを明らかにした。

この提携は、トークン化されたRWAとDeFi機能の橋渡しを目的としている。

ソラナのDeFiエコシステム拡大に向けた重要な一歩となる。

FiNANCiE has onboarded over 1m users through apps like socialmeme, and supported 350+ creator projects.

now, they're bringing Japanese-origin IP tokens onchain and global.

great example of how to leverage the jupiter ecosystem.

come work with us to make your tokens easy to… https://t.co/237qgXYOdm

— Jupiter (🐱, 🐐) (@JupiterExchange) July 25, 2025

ソラナのDeFiエコシステム拡大が連携を後押し

Jupiterはソラナで最大のDEXアグリゲーターであり、これまでに700億ドル以上の取引高を処理し、150万人のユーザーを抱えている。

RaydiumやMeteoraといった主要なDEXから流動性を集約し、最適な取引機会を提供する。

ソラナのブロックチェーンは、高速な取引と低い手数料を背景に、預かり資産総額が102億6000万ドルに達するなど、著しい成長を遂げている。

この環境が、異なるプロジェクト間の連携を促進する土壌となっている。

Jupiterは流動性アグリゲーターとして、RWAや複雑なDeFi戦略を実現する上で中心的な役割を担う。

同社は以前にも、株式をトークン化するxStocks Allianceと提携しており、今回のFiNANCiEとの連携は、資産活用の拡大に向けた戦略的な動きの一環といえる。

Jupiterの革新的な金融商品が連携の決め手に

Jupiterのエコシステムは、指値注文やドルコスト平均法といったツールを提供する。

最近では、JLPトークンを担保にUSDコイン（USDC）を借り入れつつ、ステーキング報酬を維持できるレンディング商品JLPローンも開始した。

このJLPローンのような画期的な取り組みは、トークンの実用性とユーザーエンゲージメントを高めており、FiNANCiEが提携先としてJupiterを選んだ要因の一つだ。

仮想通貨ウォレットのトラストウォレットがソラナとJupiterのサービスをサポートしていることも、ユーザーがRWAや高度なDeFiツールへアクセスする基盤を整えている。

FiNANCiEはファンのエンゲージメントや現実世界での応用を目的とした資産のトークン化に注力しており、JupiterのRWA戦略と親和性が高い。