イーサリアム、4.3%上昇|BTC最高値とETFステーキング追い風に
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イーサリアム(ETH)は8日、市場全体の追い風を受け、過去24時間で約4.3%上昇し4453ドルに達した。
この成長の背景には、ビットコイン(BTC)が史上最高値の12万6000ドルを突破したことに加え、イーサリアム関連のETFにおける業界初の動きが含まれる。
資産運用会社グレイスケールが提供する2つのイーサリアム現物ETFがステーキング機能を有効化し、年利約3%の利回りを投資家に提供する新基準を示した。
この動きは、ETF市場における注目すべき新機能として業界内で高い関心を集めている。
BTC最高値更新がイーサリアム 今後を牽引
ビットコインは8日、史上最高値となる12万6000ドルを突破し、仮想通貨市場全体に大きな影響を与えた。
この記録的な上昇は主要銘柄にも波及効果をもたらし、イーサリアムの将来価格を後押しする要因となっている。
市場関係者の間では、世界的な債務残高の急増や経済不安定性の高まりが背景にあると指摘されている。
イーサリアムは一般的にビットコインほど安全資産とは見なされず、価格変動性も高い傾向にある。
しかし両者は市場において強い相関関係を持ち、直接的な要因が当てはまらない場合でも連動して動くケースが多い。
ビットコイン最高値突破は、イーサリアムにとっても強力な追い風となった。
グレイスケールETFがステーキング導入、手数料を相殺
イーサリアム価格上昇のもう一つの重要な要因は、グレイスケールによるステーキング機能の有効化だ。
同社が提供する「グレイスケール・イーサリアム・トラスト」と「グレイスケール・イーサリアム・ミニ・トラスト」2つのイーサリアムETFが、業界初の動きとしてこの機能を導入した。
ステーキングとは、保有するイーサリアムをブロックチェーンネットワークの取引検証やセキュリティ強化に活用することで、年利約3%の報酬を得る仕組み。
グレイスケール・イーサリアム・トラストの手数料率は2.5%と、現在市場にある8つのイーサリアム現物ETFの中で最も高い水準にある。
しかしステーキング報酬の年利3%がこの手数料を相殺する効果を持つため、実質的なコスト負担は大幅に軽減される。
一方、グレイスケール・イーサリアム・ミニ・トラストETFは手数料率が0.15%と低く設定されており、極めて魅力的な投資選択肢となっている。
このステーキング導入は合理的な動きであり、長期的には他のファンドも追随し、イーサリアムETFにおける新基準になる可能性が高い。
ビットコインの進化版、Bitcoin Hyperが急浮上

イーサリアムがこのように進化を続ける中、仮想通貨の原点であるビットコインの可能性を拡張しようとする動きも活発化している。
その筆頭として注目されているのが、ビットコインのレイヤー2ソリューションとして開発中のBitcoin Hyper(HYPER)だ。
ホワイトペーパーによると、ビットコインの強固なセキュリティを維持しつつ、取引速度を秒単位に短縮し、手数料を数セントまで削減することを目指している。
これはビットコインの最大の課題である処理速度と手数料の高さを解決する試みで、実用性を大幅に向上させる可能性を秘めている。
HYPERの買い方は簡単で、公式サイトからプレセール参加が可能となっている。
プレセールではすでに2200万ドルを超える資金調達に成功し、市場の期待の高さがうかがえる。
専門家はHYPERの価格予想を、ローンチ後の需要拡大に応じて大きく上昇する可能性があると分析している。
ビットコインの新たな可能性を切り開くプロジェクトとして、今後の展開が注目される。
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