イーサリアム、DeFi預かり資産990億ドル突破|2位と9倍差に

イーサリアム公式は6日、2025年のエコシステム進捗を総括するレビューを公開した。
DeFiの預かり資産総額(TVL)は990億ドルを突破し、2位のレイヤー1チェーンを9倍以上引き離す圧倒的なシェアを維持。
ステーブルコイン決済額は年間18.8兆ドルに達し、デジタル金融インフラとしての地位を固めた。
DeFiとステーブルコインで圧倒的シェア
イーサリアムによると、DeFiエコシステムは2025年、他のレイヤー1を大きく引き離す成長を遂げた。
TVL990億ドルは、競合チェーンの合計値を上回る規模となる。
ステーブルコインの年間決済額18.8兆ドルは、グローバルな価値移転インフラとしての役割を裏付ける数字。
第4四半期だけで8兆ドル超を処理しており、機関投資家や企業の利用が加速している。
ネットワーク上には8800万件以上のスマートコントラクトが展開され、1日あたりの取引件数は最大174万件を記録。
開発者数も約3万2000人が活動を継続しており、DeFiエコシステムの厚みを示した。
L2手数料は0.01ドル未満に
レイヤー2のスケーリング性能も大幅に向上した。
同レビューでは、取引手数料が0.01ドル未満まで低下し、日常的な決済や送金が現実的なコストで可能になったと報告。
ロールアップ全体の平均処理速度は毎秒5600件を初めて突破した。
2025年には「Pectra」と「Fusaka」の2つの大型アップグレードを7カ月間で実施。
Pectraはウォレット機能とアカウント抽象化を強化し、12月稼働のFusakaはPeerDAS技術でブロブ容量を最大8倍に拡張した。
機関投資家の保有額は350億ドル超
機関投資家の参入も顕著となった。
ETFや戦略的準備金を通じた保有額は350億ドルを突破。
現実資産(RWA)のトークン化発行額も120億ドルを超え、伝統金融との接続が進んでいる。
一方、報告書ではステーキングの大規模化による中央集権化リスクや、イーサリアム価格が他銘柄に対して出遅れた点にも言及。
技術基盤の成熟が価格に反映されるかは2026年の焦点となる。