VisaがBVNKと提携|1.7兆ドル送金網にステーブルコイン導入へ

決済大手のVisaは14日、ステーブルコインインフラを手がけるBVNKとの戦略的提携を明かした。
年間取扱高1兆7000億ドル規模のリアルタイム送金ネットワーク「Visa Direct」に、ステーブルコインによる資金調達・送金機能が導入される。
従来の銀行システムで課題となっていた週末・祝日の送金遅延を解消し、デジタルウォレットへの即時着金を実現する狙い。
Visa Directにステーブルコイン決済を統合
今回の提携により、Visa Directの一部法人顧客は法定通貨に加え、ステーブルコインで支払資金を事前準備できるようになる。
さらに、受取人のデジタルウォレットへ直接ステーブルコインを送金する仕組みも整備。
銀行の営業時間外でも即時決済が可能となり、給与支払いや国際送金での活用が見込まれる。
BVNKは2021年設立のフィンテック企業で、世界130カ国以上で年間300億ドル超のステーブルコイン決済を処理。
同社のインフラを活用することで、企業は複雑なブロックチェーン技術を自社で一から構築することなく、ステーブルコインの利便性を享受できるようになる。
幹部コメントと今後の展開
Visaのネルセン商品部門責任者は、ステーブルコインがグローバル決済における摩擦を軽減し、週末や祝日も含めた効率的な決済オプションへのアクセス拡大に貢献すると述べた。
BVNKのジェシー・ヘムソン・ストラザーズCEOは「ステーブルコインは単なる決済手段ではなく、決済インフラの強力な基盤層だ」と強調。
世界最大級の決済ネットワークに暗号資産(仮想通貨)技術が直接組み込まれることで、企業や消費者に新たな選択肢を提供するとした。
サービス展開は、デジタル資産決済の需要が高い市場からパイロットプログラムとして開始。
顧客ニーズと規制環境を踏まえ、順次グローバル展開を進める方針。
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