ドージコイン、建玉倍増とETF流入で30%反発|2026年展望を予想

ドージコイン(DOGE)は7日、0.149ドル付近で推移している。12月31日に付けた直近安値から約30%上昇し、価格は昨年11月30日以来となる高値を更新した。
この動きは、柴犬コイン(SHIB)やぺぺコイン(PEPE)、パジーペンギン(PENGU)といった主要ミームコインと歩調を合わせる形で進行しており、ミームコイン市場全体の時価総額は520億ドルを突破している。
今回の価格回復の背景には、市場全体における明確なリスクオン姿勢への回帰があるとみられる。
加えて、機関投資家からの資金流入や、デリバティブ市場における取引活発化が相場を押し上げている点も注目される。
ドージコイン反発の背景にデリバティブ市場の建玉急増とETF資金流入
ドージコインの足元の反発局面では、デリバティブ市場と機関投資家マネーの双方から資金流入が確認されている。
なかでも注目されるのが、先物市場における建玉の急増だ。
DOGEの建玉は年初以降、一貫して増加傾向を示しており、12月に記録した低水準の約10億ドルから、足元では約20億ドルへと倍増した。
建玉の積み上がりは、市場参加者の関心が一時的な投機にとどまらず、継続的に高まっていることを示しており、新規資金の流入を伴う上昇局面である可能性を示唆している。
投資家心理の改善も鮮明だ。CoinMarketCapが算出するCrypto Fear and Greed Index(恐怖・強欲指数)は、12月の安値である10から43へと急回復した。
ゴールドや株式市場の上昇と歩調を合わせる形で、リスク回避姿勢からリスク選好への転換が進み、ドージコインを含むアルトコイン市場全体を下支えしている。
加えて、機関投資家の動向を示すドージコイン現物ETFへの資金流入も堅調だ。
SoSoValueのデータによると、直近では金曜日に230万ドル、続く月曜日にも160万ドル超の純流入を記録した。
これにより累積純流入額は62億ドルに達し、純資産総額も拡大基調を維持している。
小幅ながら継続的なインフローは、ドージコインの中長期的な需給の底堅さを示す材料として市場から注目されている。
【ドージコイン2026年展望】長期調整局面における短期反発の行方は
ドージコイン(DOGE)の価格動向をテクニカル面から見ると、中長期的な下落圧力が残る一方で、短期的には自律反発の動きが確認される局面にある。
週足:大局は下目線への警戒が必要

出典:TradingView DOGE/USD 週足(2021年~現在まで)
2024年2月に確認されたゴールデンクロス(20週MAが100週MAを上抜け)以降、長らく強気相場を牽引してきた上昇トレンドは、2025年後半にかけて構造的な変化を迎えた。
特筆すべきは、これまで強固なサポートとして機能していた100週移動平均線を2025年11月に割り込んだ点だ。
さらに追い打ちをかけるように、同年12月には20週MAが100週MAを下抜けるデッドクロスが完成している。
移動平均線の序列が逆転した事実は重く、中長期的には下落圧力が支配的になりやすい環境へとシフトしている点は否めない。
日足:短期的なトレンド転換と上値余地

出典:TradingView DOGE/USD 日足(2025年3月~現在まで)
2025年10月のデッドクロス以降、上値を抑えてきた20日移動平均線を年明け以降の相場で明確に上抜けた。
これは短期的なトレンド転換を示す動きであり、足元では売り圧力が一服している可能性を示唆している。
テクニカル的には、次の節目となる0.16ドル付近まで目立ったレジスタンスは少ない。
日足RSIは60前後で推移しており、過熱感は限定的で、短期的には上値を試す余地が残っているとみられる。そのため、当面は0.16ドルを意識した値動きが想定される。
ただし、0.16ドル水準は2026年前半の方向性を判断する上で重要なポイントとなる。
この水準を明確に上抜けられるか、あるいは上値を抑えられるかによって、2026年前半の展開は大きく変わる可能性がある。
ドージコイン相場の要点まとめ
- 週足は警戒シグナル: 2025年末のデッドクロス発生により、中長期トレンドは下落基調入りを示唆しており、大局的な下目線は継続している。
- 日足は好転: 年明けに20日移動平均線をブレイクしたことで短期的な上昇トレンドが発生しており、RSIも上昇余地を示している。
- 当面のターゲット: 上値を阻む抵抗帯が薄いため、短期的には0.16ドル付近までの価格上昇が見込まれる。
- 2026年前半の焦点: 0.16ドル到達後のプライスアクションが分岐点となる。ここでの攻防が、短期反発で終わるか、長期トレンドの修正につながるかの試金石となる。