ビットワイズがDeFi運用開始、USDCで最大年利6%目指す

暗号資産(仮想通貨)運用大手ビットワイズは26日、分散型金融(DeFi)プラットフォームのMorphoと提携し、新たな運用サービスを開始した。
今回立ち上げられたのは、米ドル連動型ステーブルコインUSDCを活用したオンチェーンボールト(保管庫)だ。
過剰担保による貸し出し市場を通じて、年率最大6%の利回りを目指すという。ビットワイズは資産を直接管理するカストディアンではなく、運用戦略を監督する「キュレーター」として機能する。
機関投資家レベルのリスク管理
この仕組みでは、スマートコントラクトが事前に定められたリスク範囲内で自動的に資金を配分する。ユーザーは自身の資産を直接管理し続けることができ、中央集権的なウォレットに預ける必要がない。
資産管理には、メタマスクなどのノンカストディアルウォレットが利用されることが多い。
ビットワイズのジョナサン・マン氏が率いるチームが、リアルタイムでリスク管理を行う。
DeFiは魅力的な利回りを提供する一方で、その複雑さが多くの投資家の参入障壁となっていた。
ビットワイズは資産の保管を行わない立場をとることで、機関投資家が懸念する保管や規制のリスクを軽減している。
拡大するオンチェーン運用市場
オンチェーンでの運用市場は急速に拡大しており、2025年時点で運用資産残高は約88億ドル(約1兆3552億円)に達した。
ビットワイズは、市場の調整を経て2026年にはこの規模が倍増すると予測している。
クラーケンなどの競合他社も同様の製品を展開しており、プロによる管理とDeFiの革新性を組み合わせたサービスへの移行が進んでいる。
一方で、専門家による管理が行われるとはいえ、DeFi特有のリスクは依然として存在する。スマートコントラクトの脆弱性や、価格データの誤りによる予期せぬ清算の可能性があるためだ。
銀行預金とは異なり公的な保険制度の対象外であるため、投資家は元本割れのリスクを十分に理解する必要がある。