メタマスクとは?機能や使い方、注意点を解説【2025年12月】
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仮想通貨を始めたばかりの方でも、一度は耳にしたことがある「メタマスク(MetaMask)」。急成長を続ける仮想通貨市場の中で、資産を安全に管理するための必須ツールとして、多くの投資家に支持されています。
しかしその一方で、詐欺やハッキングといったリスクも増加しており、仮想通貨ウォレット選びを間違えれば、大切な資産を一瞬で失う可能性もあります。
そこで本記事では、メタマスクについて、以下の3つの視点から解説します。
- 仮想通貨ウォレット「メタマスク(Metamak)」とは
- メタマスク(Metamak)の基本機能
- メタマスク(Metamak)の使い方
仮想通貨を安心して運用するためにも、ウォレットの知識は欠かせません。この記事を通して、あなたの資産を守るための第一歩を踏み出しましょう。
メタマスク(MetaMask)とは?

メタマスク(MetaMask)とは、イーサリアム関連の仮想通貨やNFTを管理・受け取りができるオンライン上の財布(ウォレット)のことです。
仮想通貨ウォレットは、大きく「コールドウォレット」と「ホットウォレット」の2種類に分けることができます。
メタマスクは後者、ホットウォレットの1種です。ホットウォレットの特徴としては、以下のようなものがあります。
- 常にオンラインに接続されている
- 送金や取引が手軽
- セキュリティ面はコールドウォレットに劣る
メタマスク概要
| 名称 | MetaMask(メタマスク) |
| 運営会社 | ConsenSys(consensys.net) |
| サービスイン | 2016年9月 |
| ウォレットタイプ | ウェブウォレット |
| 対応プラットフォーム |
|
| 主な機能 |
|
| 対応チェーン | イーサリアム イーサリアムとのEVM相互性を持つブロックチェーン(eg, Polygon、Avala、ncheなど) |
仮想通貨ウォレットと取引所の違いと関係性

一般的な暗号資産(仮想通貨)取引所と、仮想通貨ウォレットの違いを理解しておきましょう。
| 仮想通貨ウォレット | 仮想通貨取引所 | |
| 目的 | 仮想通貨の保管・管理 | 仮想通貨の売買・交換 |
| 機能 | 仮想通貨の送受信、残高の確認、秘密鍵の管理 | 仮想通貨の売買、取引ペアの提供、取引履歴の管理 |
| 所有者 | ユーザー自身が仮想通貨を完全に管理 | 仮想通貨は取引所が管理し、ユーザーは取引所のアカウントを通じてアクセス |
| 種類 | ハードウェアウォレット、ソフトウェアウォレット、オンラインウォレットなど | 中央集権型取引所(例:bitFlyer、MEXC、Binance)、分散型取引所(例:Uniswap) |
| セキュリティ | 高い(特にハードウェアウォレット)だが、秘密鍵を紛失すると資産も失うリスクがある | 中央集権型取引所はハッキングのリスクがあるが、利便性が高い。分散型取引所はセキュリティが高いが、取引速度や流動性に制約がある |
まず第一に、ウォレットと取引所の1番の違いはその目的です。取引所では売買や交換など、取引が行う場所であるのに対して、ウォレットはその取引で得た通貨を管理する場所となっています。
セキュリティの観点から仮想通貨をそのまま取引所に置いておくのではなく、ウォレットに移すことで安全に管理できるということです。
過去にはZaifなどがハッキング被害を受けました。なお、海外取引所を利用する際は、仮想通貨取引におすすめのVPNを経由することをおすすめします。
メタマスク(MetaMask)の機能と特徴

ここではメタマスクの機能と特徴について見ていきましょう。メタマスクの特徴と機能は、大きく以下の通りです。
- イーサリアムウォレット
- トークンの管理(ERC-20、ERC-721等)
- 分散型アプリケーション(dApps)との連携
- スワップ機能(異なるトークン間の交換)
- ガス料金のカスタマイズ
- ハードウェアウォレットとの統合(Ledger、Trezor等)
- ブリッジ機能(異なるブロックチェーン間のトークン移動)
それぞれ解説していきます。
イーサリアムウォレットとしてトークンを管理
メタマスクは、イーサリアム関連の仮想通貨を安全に保管、送受信できるツールです。イーサリアムベースのERC-20やERC-721にも対応。様々なウォレットアドレスを一括して管理することができます。
ERC-20トークンとは、イーサリアムブロックチェーン上で互換性のあるトークンを作成するための標準規格のことです。これにより、トークンは同じ価値を持ち、相互に交換が可能となります。
ERC-721トークンとは、非代替性トークン(NFT)のための標準規格です。他のトークンとは代替不可でユニークであるため、唯一無二のデジタル資産を保証するために使用されます。
分散型アプリケーション(dApps)との連携
メタマスクは、分散型アプリケーション(dApps)と連携が可能です。dAppsとは、ブロックチェーン上で動くアプリのこと。中央集権型のサーバーを使用しないため、ユーザー間での直接取引やサービスの提供が可能となります。
例えば、イーサリアムチェーンなどを基盤とするを分散型取引所(DEX)、Uniswapでのトークン交換や、ブロックチェーンゲームでのアイテム購入などができるようになります。dAppsはまた、仮想通貨の次に流行るものとして注目を集めています。
スワップ機能(異なるトークン間の交換)

Swapは、異なるトークン間の交換を簡単かつ迅速に行える機能です。ユーザーはウォレット内から直接複数の分散型取引所(DEX)を利用してトークンを交換することができます。
複数の流動性プールを検索して、最も有利なレートを自動的に選択してくれるます。そのため、いつでも最適なレートでの取引が可能です。
同機能は、トークンを他のトークンに変換する際に時間と手間を大幅に削減できるため、ユーザーからも非常に人気があります。
メタマスク内で一連の操作が完結するため、外部の取引所やおすすめローンチパッドを利用するリスクや煩わしさを省けるのも大きなメリットと言えるでしょう。
ガス代(手数料)のカスタマイズ
メタマスクでは、取引時に発生するガス代(手数料)をカスタマイズできます。
イーサリアムなどのブロックチェーンでは、一定期間に処理できる取引数が決まっているため、取引が集中した場合には、手続きが遅くなる場合もあります。そこで優先して取引を処理してもらうための賄賂となるのがこのガス代です。
ガス代は取引の処理速度に大きく影響します。多くのガス代を支払ったユーザーの取引が優先される仕組みとなっています。
メタマスクでは3段階の処理スピードと、自ら設定できるガス代の許容上限値を用意しているため、ユーザーは自らの好みに応じてガス代を調整して取引を行えます。
ハードウェアウォレットとの統合(Ledger、Trezor等)
メタマスクは、後ほど紹介するレジャー(Ledger)やトレザー(Trezor)といったハードウェアウォレットと統合可能です。
ハードウェアウォレットは、秘密鍵を物理的なデバイス内に安全に保管するため、セキュリティ面は非の打ち所がありません。メタマスクはこれらのハードウェアウォレットと連携することで、より高度なセキュリティ対策を施せます。
ブリッジ機能(異なるブロックチェーン間のトークン移動)

ブリッジ機能とは、異なるブロックチェーン間でトークンの移動を可能にする機能です。例えば、イーサリアムネットワーク上のトークンをバイナンススマートチェーンやポリゴンなど、他の互換性のあるブロックチェーンに移動させることができます。
ブリッジ機能により、異なるネットワーク上での取引やアプリの利用が可能となり、複数のブロックチェーンエコシステムを跨いだ活動がよりスムーズに行えます。
分散型エコシステム全体での流動性を高めることもできるため、DeFi(分散型金融)やNFTマーケットプレイスなど、さまざまなサービスを最大限に活用できます。
Defiと接続後は、仮想通貨を預けるて利息や報酬を得ること(イールドファーミング)もできます。また他にもアルトコインのおすすめである、Dogeverseの購入も可能です。
エアドロップ確認/ 請求機能

メタマスクはエアドロップ機能を搭載しています。仮想通貨エアドロップとは、トークン発行者が条件を満たしているユーザーに対してトークンを無料配布するサービスのこと。
エアドロップは、新しい仮想通貨の認知向上を狙って行うことが多くあります。過去にはエアドロップ後に価値が爆上がりした仮想通貨もありました。しかし発行者が独自に開催するため、各々のサイトを訪れて確認する必要がありました。
これを見逃して仮想通貨で億り人になるチャンスを逃してしまった方もいるのではないでしょうか。メタマスクでエアドロップ機能が実装されたことで、ユーザーは受け取り方も確認も簡単になりました。
メタマスクの代替としておすすめのウォレット「Best Wallet」
メタマスク以外にも、有名なウォレットがいくつか存在します。その中でも特に人気のあるウォレット「Best Wallet」を紹介します。Best Walletは、次世代型の仮想通貨ウォレットとして注目を集めているおすすめウォレット。
従来のウォレットにはない独自の機能として、1000種類以上の仮想通貨に対応し、アプリ内で直接購入から保管、送金までをシームレスに行えることが特徴。
また、60以上のブロックチェーンに対応しており、クロスチェーン取引も簡単に実行できます。
成長が期待される新規プロジェクトを、スマートコントラクトを介さず、ウォレット内で直接購入できる「期待のトークン(Upcoming Tokens)」機能も導入済みです。
Best Walletでは従来の複雑な仮想通貨取引の手順を大幅に簡素化し、初心者でも直感的に操作できるインターフェースを提供しているため、初心者の方でも安心して使えます。
Web3時代の主要なインフラストラクチャーとしての成長が期待されているため、チェックしておくのがおすすめです。
Best Walletを見てみるメタマスク(MetaMask)の登録方法・始め方
メタマスクの登録方法、始め方は非常に簡単です。モバイルでの始め方とパソコンでの始め方は一部同じで一部異なるため、以下でそれぞれ詳しく解説します
モバイル(iOS, Android)
- アプリをインストール:「iOS用MetaMaskをダウンロード」または「Android用MetaMaskをダウンロード」をクリックして、App StoreまたはGoogle Playストアに移動します。
- アプリのダウンロード:メタマスクアプリをダウンロードしてインストールします。
- アプリを開く:インストールが完了したら、メタマスクアプリを開きます。
- Web3ウォレットの作成またはインポート:「開始」をクリックし、新しいウォレットを作成するか、既存のウォレットをインポートします。
- パスワードを設定する
- 表示されたシードフレーズを保存する
- セットアップ完了
パソコン(Google Chrome、Firefox、Brave、Edge、Opera)
- ブラウザ拡張機能のインストール:「Install MetaMask for Chrome」など、使用するブラウザに応じたリンクをクリックします。
- ブラウザに追加:「Chromeに追加」などのボタンをクリックしてインストールを開始します。
- メタマスクのアイコンをクリック:インストール完了後、ブラウザの右上にあるメタマスクのアイコンをクリックします。
- ウォレットの作成/インポート:「開始」をクリックし、新しいウォレットを作成するか、既存のウォレットをインポートします。
- パスワードを設定します
- シードフレーズ保存:シードフレーズを表示させ、安全な場所に保存します。
- セットアップ完了
メタマスク(Metamask)へ送金する方法

メタマスクへイーサリアム等を送金する方法は非常に簡単です。以下手順に従って5ステップで完了します。
- メタマスクにログイン:メタマスクのモバイルアプリ、もしくはパソコンの拡張機能からログインします。
- アドレスをコピー:「︙」からアカウントの詳細を開いてアドレスをコピーします。
- 取引所を開く:仮想通貨取引所を開いて送金する通貨を選択します。
- アドレスをペースト:送信先に先ほどコピーしたメタマスクのアドレスをペーストします。
- 金額入力:送金したい金額を入力して承認作業を実施します。
上記5ステップでメタマスクへの送金は完了です。取引所ではあらかじめイーサリアムを購入しておく必要があります。
メタマスク(MetaMask)の使い方・送金方法
メタマスクから送金する場合の手順もシンプルで、簡単です。以下手順に従って容易に送金できます。
モバイル(iOS, Android)
- アプリを開く: メタマスクのアプリを開いてウォレットにログインします。
パソコン(Google Chrome、Firefox、Brave、Edge、Opera)
- 拡張機能を開く: メタマスクの拡張機能を開いて、ウォレットにログインします。
モバイル・パソコン共通
- 送信ボタンをタップ: ウォレット画面下部の「送信」ボタンをタップします。
- 送金先アドレスを入力: 送金先のアドレスを入力します。
- 送金額を入力: 送金額を入力します。必要に応じてガス料金を調整します。
- 次へをタップ: 「次へ」ボタンをタップし、送金内容を確認します。
- 確認をタップ: 取引詳細を確認したら、「確認」ボタンをタップします。
- 送金完了: トランザクションがブロックチェーン上で承認されると、送金が完了します。
メタマスクは、仮想通貨プレセールでも使用することがあります。また送信先のアドレスをコピペする際には、一字一句正しいかを確認することが大切です。後ほど解説する「アドレスポイズニング」の被害者となってしまわないよう注意してください。
メタマスク(MetaMask)利用時の注意点

メタマスク利用時にはいくつかのポイントに注意が必要です。ここでは大きく、以下3つの重要なポイントを解説します。
①ハッキングのリスク
メタマスクを利用する際の最大の注意点は、ハッキングのリスクです。
メタマスクは、比較的安全とされるローカルデバイスで秘密鍵を管理します。しかし、リスクがゼロというわけではありません。ユーザーがフィッシングサイトにアクセスしたり、マルウェアに感染した場合には漏洩する可能性があるからです。
ローカルデバイスにウイルスが侵入した際には秘密鍵が悪用されて、メタマスク内の資産が盗まれてしまうかもしれません。リスクを軽減するためには、サービスをダウンロードする際には公式サイトから行う、定期的にセキュリティ対策を行うといったことが大切となります。
また、メタマスクの運用に限らずですが、仮想通貨の税金の計算をしっかり行い、税金管理もしておきましょう。
②対応チェーンやブラウザの数
メタマスクはイーサリアムネットワークと、その互換ネットワーク(例:バイナンススマートチェーンやポリゴン)に対応するウォレットです。STEPN(ステップン)などで、他のブロックチェーンを利用したい場合には別のウォレットが必要になることがあります。
また、下記5つのブラウザにのみ対応しています。
- Chrome
- Firefox
- Brave
- Edge
- Opera
③アドレスポイズニング
アドレスポイズニング(アドレス汚染)とは、新たな詐欺が発生しているとして、メタマスクが喚起している詐欺の形態です。
ウォレットのアドレスは通常、セキュリティの観点から通常長く、複雑となるように生成されます。覚えずにコピペして利用する方がほとんどでしょう。
アドレスポイズニングは、このコピペの習慣を悪用した詐欺です。詐欺の手口は以下の通りですので注意してください。
詐欺者がターゲットとなるユーザーの取引を追跡して、受取人アドレスと類似した文字列で詐欺用のダミーアドレスを作成する
↓
ダミーウォレットからターゲットのウォレットにごくわずかな量のトークンを送金する
↓
ターゲットの取引履歴にダミーアドレスの記録が残る
↓
ターゲットは次回ウォレットを利用する際、取引履歴からアドレスをコピペ
↓
自身のアドレスと似ているため、間違って詐欺者のダミーアドレスを選択
↓
送金されたトークンは詐欺者のダミーアドレスに
上記がアドレスポイズニングの手口です。ユーザーはコピペする際、最初と最後の数文字だけを確認して正しいかどうかを判断する場合が多く、アドレスポイズニングはまさにそこを狙っています。
全文字確認する習慣をつける、取引履歴からアドレスをコピーしないなど、詐欺に遭わないために注意しましょう。
まとめ
メタマスクとは、イーサリアム関係の仮想通貨を管理できるウォレットです。主にERC-20やERC-721トークンの管理、dAppsとの連携、スワップなど、多くの機能を備えています。
メタマスクとマスターカードが提携したことで、仮想通貨決済カードがリリースされるなど、動きは活発化しています。
セキュリティ面でも、ハードウェアウォレットやDeFiウォレットとの統合やガス代のカスタマイズが可能で、より柔軟かつ安全に資産を管理可能です。
また、ブリッジ機能を活用することで、異なるブロックチェーン間でのトークン移動が可能となり、メタバース投資やDeFi、NFTのエコシステムを最大限に活用することができます。SUIウォレットのような最新ウォレットも増えてきているので、並行して使うのもおすすめ。
メタマスクと併せてBest Walletも導入して資産を分散管理し、セキュリティにも注意を払いながら、安全な仮想通貨投資を進めていきましょう。仮想通貨をクレジットカードで購入したうえで、預けてみて下さい。
Best Walletをインストールするメタマスク(MetaMask)に関するよくある質問
メタマスクを使うのに費用はかかりますか?
メタマスクはどのような仮想通貨をサポートしていますか?
メタマスクの秘密鍵を紛失した場合、どうすればいいですか?
メタマスクを使ってdAppsに接続するにはどうすればいいですか?
メタマスクのセキュリティを強化するための最善の方法は何ですか?
メタマスクにビットコインを送金できますか?
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