ANAP子会社、ビットコイン8億円分追加取得|1200 BTC突破

東証スタンダード上場のANAPホールディングスは4日、子会社を通じてビットコイン(BTC)を追加取得したと明かした。
発表によると、同社の子会社であるANAPライトニングキャピタルは3日、54.5126BTCを取得。取得金額は8億円となっている。
今回の取得により、同社グループのビットコイン累計保有数は1,200.2078BTCに達した。投資総額は179億5153万5302円となり、1BTCあたりの平均取得単価は1495万7023円である。
ビットコイン購入体制の整理
ANAPホールディングスは2025年4月、持株会社体制への移行に伴いビットコイン財務戦略を打ち出した。
アパレル事業を新設子会社に移管する一方、ANAPライトニングキャピタルを投資専門の子会社として設立している。
この戦略を主導するのは、同年4月に代表取締役社長CEOに就任した河合太郎氏だ。同氏はビットコイン関連事業への投資を行うFullguru合同会社のCEOも務めており、業界への知見が深い。
同社は、外部資金を活用したビットコイン購入を財務管理の一環と位置付けている。
8月には借入枠を50億円から110億円に拡大し、より積極的な資産運用が可能となる体制を整えた。
国内上場企業としての独自性
今回の取得は、11月の約3億円分、9月の約1億6000万円分の購入に続く動きだ。
日本国内の上場企業がこれほど大規模にビットコインを保有する事例はまだ限られている。
同社はインフレヘッジや資産の分散に加え、Web3時代における若年層へのブランド訴求も狙いとしているようだ。
11月には東京駅ホテルでビットコインに特化したカンファレンスも開催した。金融資産としての活用だけでなく、企業ブランディングのツールとしてもビットコインを戦略的に取り入れている。
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