JPYC、円建て通貨としてサークルと連携|国際展開を加速

ステーブルコインJPYCを発行するJPYC株式会社は14日、サークルが主導するCircle Partner Stablecoinsプログラムに参加した。
この提携により、JPYCはサークルが展開するグローバルなオンチェーン為替ネットワークStableFXにおいて、唯一の日本円パートナー通貨となる。
同プログラムは、USDCを基軸として各国の法定通貨に連動するステーブルコインを相互接続し、次世代の為替プラットフォームを構築することを目的としている。
国際ネットワークで円を代表、ユースケース拡大へ
JPYCは、StableFXネットワーク上で日本円の交換・決済を担う通貨として機能する。
USDCをハブとすることで、他の通貨と円のスムーズな交換が可能となり、リアルタイムかつ低コストな国際送金の実現が期待される。
JPYC株式会社は2025年8月に資金移動業者として登録され、日本で初めて法定通貨連動型ステーブルコインの発行が認められた。
同年10月にローンチした日本円ステーブルコインJPYCは、約18日間で総発行額が2億円、保有者数が約3万1000人に到達するなど、堅調な立ち上がりを見せた。
サークルがJPYCをパートナーに選定した理由として、「日本円連動ステーブルコインとしての独自性」「法規制順守とリスク管理体制」「オープンなウォレットとの互換性による利用範囲の広さ」が挙げられている。
2026年の本格稼働に向けた共同開発
サークルが進めるPartner Stablecoins構想は、リアルタイム決済基盤Arcとオンチェーン為替機能StableFX、各地域の通貨発行体との連携の3要素で構成される。
JPYCは初期メンバー8社の1つとして参画し、日本円を代表するポジションを担う。
また、JPYCはサークルの独自ブロックチェーンArcの26年メインネット立ち上げに向け、設計段階から技術協力を行う。
サークルはこのネットワークを通じて、24時間365日稼働するグローバルな即時決済インフラの構築を目指しており、JPYC株式会社も今後、日本円ステーブルコイン領域の中心的な担い手となることを掲げている。