テザー社の金保有量が140トン突破|民間最大240億ドル規模へ

ステーブルコイン発行大手のテザー社は28日、金(ゴールド)保有量が140トンに達した。
評価額は現在の金価格で約240億ドルに上り、国家や中央銀行、ETF、商業銀行を除く民間保有者としては世界最大規模となる。
中央銀行並みの購入ペース
テザー社のパオロ・アルドイノCEOはブルームバーグのインタビューで、毎週1〜2トンのペースで金を購入していると説明。
この規模は月間で約10億ドルに相当する。
2025年だけで70トン以上を取得しており、中央銀行の中でこれを上回ったのは102トンを追加したポーランドのみ。
主要なETFの購入量も凌駕した。
アルドイノ氏は「我々はまもなく世界最大のゴールド中央銀行のひとつになる」と語った。
同社はHSBCから2名のシニアトレーダーを引き抜き、JPモルガンやHSBCといった大手と競合する金取引市場への参入も計画している。
スイスの核シェルターで保管
保有する金の大半は、スイスにある旧核シェルターを改装した高セキュリティ施設で保管。
複数の分厚い鋼鉄製扉で守られた施設についてアルドイノ氏は「ジェームズ・ボンドのような場所だ」と表現した。
この金準備は同社の財務基盤を支えるとともに、金担保型ステーブルコインのテザーゴールド(XAUT)の裏付け資産としても活用される。
アルトコインXAUTの時価総額は約27億ドルで、トークン化された金市場で50%超のシェアを握る。
なお、同社が発行するテザー(USDT)は、米ドルと連動する銘柄として市場で圧倒的なシェアを誇る。
同社は3ヶ月ごとに市場状況を評価し、金の購入ペースを調整する方針だ。
デジタル資産企業が伝統的な資産市場で大きな影響力を持ち始めていることは、金融インフラの変化を示唆している。
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